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2020年01月22日06:17

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犬を飼う猫を飼う『ネオ・ファウスト』そしておばあちゃんの生きざま と生命倫理・・・(大げさかな)

友人の書き込みから
犬を飼う猫を飼う…本名 谷口治郎の名を見ました。
 ふと生命倫理と言う言葉が浮かび上がってきました、すごく大切な考えです。
また同時に 手塚治虫の未完かつ絶筆となった、『ネオ・ファウスト』¹も。

そんな中亡きおばあちゃんの臨終の一日前の姿を思い出しました、中学3年の時ですおばあちゃんは、トイレに行く前に失禁をしたのかフトン近くの畳を拭いていました、おばあちゃんは心臓喘息の病を持ち寝ていましたがその発作が出たのか時苦しそうでした。私はおばあちゃんと目が遭いましたがおばあちゃんは目を背けましたその時に瞬間声を掛けるのをためらい、私はその場を去りました
・・・夕方おばあちゃんは台所に立っていました、何を作っているのかなと思い手元を見ると卵が一杯割れてボールの中に生卵が、あそうか私の大好物の茶わん蒸しと思いました、案の定夕飯には茶わん蒸しと魚の焼き物。夕飯のかたずけに入るとまたおばあちゃんの心臓喘息の発作、愚痴も嘆きも苦しいの一言も私は聞かなかったおばあちゃん。

・・・翌日学校におばあちゃんが今亡くなったと父が向かいに来た、最後まで威厳を崩さぬまま去った明治生まれの(養子縁組で水谷家へ嫁いだ)おばあちゃん。そして思い出したのが(婿養子出来た)父は脳梗塞と肺癌、(おばあちゃんとおじいちゃんの一人子の)母は肺癌、実家の仕事は市会議員を4期した(婿養子)おじいちゃんの父(大祖父ヒイおじいちゃん)の時代からガラス問屋でした。

『ネオ・ファウスト』¹
『朝日ジャーナル』での『ネオ・ファウスト』の連載は1987年12月から開始され、1年近く続けられた。手塚は連載中に胃癌で入院するが、ベッドの上でも漫画を描き続けた。手塚は死の間際までこの作品の完成にこだわり、痛み止めのモルヒネを打ちながら、手が動かなくなるまでこの作品を描いた。

あらすじ
時は1970年代。ところは学園闘争真っ只中の日本。

NG大学には異変が起きていた。過激化する学生運動、5人の学生の謎の焼死体、大学の近くではヘビなどの生き物が溢れかえるという事象があった。

一方、年老いた大学教授である一ノ関は、生命の秘密と宇宙の神秘を解き明かすことができずに絶望していた。自らの人生をはかなんだ一ノ関は、大学内で自殺を図るが、そこへ女悪魔メフィストフィレス(メフィスト)が現れる。一ノ関は、生命の本質と宇宙の神秘を解き明かすために、自身を若返らせる契約をメフィストと交わす。契約は、一ノ関が満足するまで、メフィストが彼の召使として快楽の生活に導くという内容であった。……もしそれを満たせば魂を譲り渡す、という条件のもと。

一ノ関は1958年に戻り、売春防止法施行の翌日の赤線で、ホルモン焼き屋の魔女の薬によって若返る。その若返った姿はメフィストの心を奪うほどの容姿であった。一ノ関は記憶を失い、彷徨っていたところ、暴漢に襲われていた男を助ける。男は坂根第造と名乗る資産家だった。第造は一ノ関を大変気に入り、「坂根第一」と名付け、自分の会社で働かせる。

第造の元で働き始めた第一は、やがて第造に気に入られて養子となる。第一は第造の下で、1960年代の日本の高度経済成長期の影の立役者として活躍する。第一と第造の計画はすべて順調だと思われたが、第造の体に異変が生じる。第造は末期の胃ガンに蝕まれていたのだった。医者は5、6箇所転移しており手遅れ、長くて3、4ヶ月の命であるとの診断を下し、第造には伝えなかった。(これは掲載時点の作者の症状と重なる)

第造が胃癌で亡くなると、遺産を相続した第一は、それを使って生命体を作り出す造物主となる決意を固める。
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