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2019年11月13日10:19

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来年の事を考える事・・・今

台風22号国際名: マトモ・・・非常に稀な経路で6日に越境サイクロン「ブルブル」へ・・・前例が今年元旦台風 1度有ったばかりです。
元旦台風1号(国際名: パブーク)も、マレー半島を通過して、サイクロンへと変わりました。
この場合は、台風のまま越境しているので、サイクロンになっても国際名は「パブーク」のままでした。

台風22号から変わったサイクロン「ブルブル」南アジアに上陸へ

https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20191109-00150100/?fbclid=IwAR27aQhCQAyIbHYaH5wtmWkcbSDvmUqQj81NPiQjz8aniy2ckEZ8OG-Kcpw
台風22号から変わったサイクロン「ブルブル」南アジアに上陸へ
森さやか | NHK国際放送局 気象アンカー、気象予報士
画像がアップできませんが・・・
赤外衛星画像。中央はブルブル、右は台風24号。 (出典元: インド気象局)

物事の方向性が決まる分かれ目を「分水嶺」といいますが、台風の分水嶺は、東を日付変更線、西を東南アジアに持ちます。もし台風が日付変更線を越えれば、ハリケーンになりますし、もし東南アジアのマレー半島やインドシナ半島を越えれば、サイクロンに名前が変わるのです。

元台風22号(国際名: マトモ)は、この西の分水嶺を越えて、サイクロンとなりました。

非常に稀な経路
台風22号は先月30日、ベトナム中部に上陸、弱まって温帯低気圧へと変わり、インドシナ半島を横断、インド洋に到達しています。その後再発達し、6日にサイクロン「ブルブル(Bul-bul)」と命名されました。ブルブルはパキスタンの言葉で、鳥の名前に由来すると思われます。

22号のように、台風からサイクロンへと変わった「越境サイクロン」は過去にも少数ながらあります。

例えば今年1月1日に発生し、観測史上初めての元旦台風と話題になった台風1号(国際名: パブーク)も、マレー半島を通過して、サイクロンへと変わりました。この場合は、台風のまま越境しているので、サイクロンになっても国際名は「パブーク」のままでした。このようにマレー半島は細長いので、台風はひょいと横切ってインド洋に抜けることがあります。

しかし22号のように、インドシナ半島をまともに横断し、陸上で台風の性質を失ったにもかかわらず、インド洋で再び息を吹き返してサイクロンになった台風はほとんどありません。

アルジャジーラによると、そのような台風は過去に4例しかないといいます。さらに22号のように、最大風速35m/s以上の強さまで発達したものは2例のみとのことです。

今後の進路
インド気象局発表の予想進路図に筆者加筆
現地時間9日未明時点のブルブルの最大風速は42m/sで、サイクロンの階級で上から3番目に強い「ベリーシビア」の勢力となっています。これは「強い台風」の強さに相当します。

今後やや勢力を強め、10日朝にはインドとバングラデシュの国境付近に上陸する可能性があります。

この辺りは海抜が低く、高潮に脆弱な地域です。1970年にサイクロン・ボラ(Bhola)がバングラデシュを直撃した際には、熱帯低気圧による死者数としては世界最多となる30万〜50万人が亡くなりました。バングラデシュの国土の50%は海抜7メートル以下です。高潮の予想は2メートルで、これに波や満潮などの影響が加わるため、被害が心配されます。

活発なインド洋北部
今年インド洋北部は、記録的なサイクロンシーズンを迎えています。年平均の4.5個を超える7個のサイクロンがこれまでに発生したばかりか、サイクロンの総エネルギーは観測史上最大といわれています。

特に10月は、この海域における観測史上2番目の強さとなったスーパーサイクロン「キャー」が発生、さらに同時期にスーパーサイクロン「マハ」も発生し、史上初めて2つのサイクロンがアラビア海に出現する事態となりました。

インド洋北部のサイクロンシーズンは12月まで続くため、さらに記録が塗り替えられる可能性があります。

*追記(11/11)*

サイクロン・ブルブルは9日夜インドの北東部ウエストベンガル州に上陸しました。上陸時の勢力は上から3番目に強い「ベリーシビア」でした。2百万人が避難を余儀なくされ、インドとバングラデシュでは死者が出ています。
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おもな越境台風 
越境台風 から
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%8A%E5%A2%83%E5%8F%B0%E9%A2%A8
平成6年台風20号 - 国際名ジョン(John)。一時的に東経域に入ったのみ。3日間楕円状のルートを通っていた。2回再発達した。
平成9年台風第19号 - 国際名オリーバ(Oliwa)。唯一日本に上陸した越境台風とされていた。
平成18年台風第12号 - 国際名イオケ(Ioke)。南鳥島を直撃。
平成25年台風第13号 - 国際名ペバ(Pewa)。
平成25年台風第14号 - 国際名ウナラ(Unala)。越境してから6時間で熱帯低気圧に変わった。
平成26年台風第13号 - 国際名ジェヌヴィーヴ(Genevieve)。東部太平洋でのハリケーンとしての発生から考えると約3週間存命したことになる。2回も勢力を弱めたが、越境後勢力のピークを迎えた。
平成27年台風第12号 - 国際名ハロラ(Halola)。この台風の発生で3年連続で越境台風が発生したことになる。また、この台風は復活台風でもある。さらに、史上2個目の日本に上陸した越境台風となったほか、史上初の越境・復活・日本に上陸した台風にもなった。
平成27年台風第17号 - 国際名キロ(Kilo)。 
平成30年台風17号-国際名ヘクター(Hector)

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