mixiユーザー(id:5416651)

2020年10月07日15:54

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予算10億円は何の為?

スガ総理や橋下徹なんかが「カネは出せ、でも口は出すな」では通らない
・・・みたいなことを言いますが、何の為に金を出しているかという観点が抜けています。

日本学術会議法前文

>日本学術会議は、科学が文化国家の基礎であるという確信に立つて、
>科学者の総意の下に、わが国の平和的復興、人類社会の福祉に貢献し、
>世界の学界と提携して学術の進歩に寄与することを使命とし、
>ここに設立される。

これが設立の経緯です。
「科学者の総意の下」であって、政権が関与するようなものではありません。
次に
「わが国の平和的復興、人類社会の福祉に貢献」
「世界の学界と提携して学術の進歩に寄与すること」
を指名として設立されたのです。

日本学術会議法第2条

>日本学術会議は、わが国の科学者の内外に対する代表機関として、
>科学の向上発達を図り、
>行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的とする。

学術会議の目的が
「科学の向上発達を図り、行政(中略)に科学を反映浸透させること」
と定められています。

つまりは
 学術会議 → 行政
という方向性しか念頭に置かず、
行政が学術会議に影響を及ぼすことはあってはならないのです。

特に設立の経緯から「戦争を目的とした研究をしない」という声明を出していて、
設立の翌年(1950年)から一貫しています。
政府の10億円の予算は、
  政府が誤った方向に進まないように
 歯止めを掛けるための予算

といえるのです。

学問の自由(日本国憲法第23条)は、
戦前の教訓から、「権力者からの自由」(大学の自治権や学の独立)を顕すもので、
権力者が学術界に介入すべきではありません。

総理大臣による介入(内閣府は推薦名簿をそのまま持っていったと申述した)は、
反戦学者(安保法制に反対の立場の学者)を排除したいのでしょう。
ですが、権力者による学術会議への介入はあってはならないのです。




■「学問の自由掘り崩すのか」 学術会議問題、抗議広がる
(朝日新聞デジタル - 10月06日 21:58)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6258619
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