昨日、厚生労働省の「新型コロナウイルス対策専門家会議」は記者会見で
>2月の会議設置時は政府案に意見を述べる受動的な立場だったが、
>後に事態の深刻さを考え、専門家が提言をまとめて社会に説明する方法に転換。
したにもかかわらず、
>「専門家会議が政策を決定しているような誤解を与えた」
と、責任逃れをしています。
さて、今日名古屋地方裁判所であった「命の砦訴訟」の判決(29地裁のうちの最初の判決)は、
>厚生労働大臣の判断に欠落や誤解は無い
と判断しました。
その理由が
>生活保護基準引き下げに賛意を示す国民の意思
>国の厳しい財政事情
です。
この裁判の証人尋問で、
2013年の引き下げ当時の社会保障審議会生活保護部会部会長代理だった岩田正美氏が
>デフレ反映なんて話はでていなかった
と証言しているにもかかわらず・・・です。
岩田氏は
>私たち(生活保護部会)は政府に利用されたのかもしれない
とも証言しています。
昨日の「専門家会議」の責任転嫁といい、
生活保護部会の答申を無視した厚生労働大臣の決定といい、
「審議会とはなんぞや」ということを表しています。
「政府が専門家のネームバリューを利用しただけ」・・・その通りです。
審議会の答申を無視して政府が決定していいなら、
審議会の委員に報酬を払って審議してもらう必要は無いでしょう。
政府の「権威論証」という詭弁に、つきあわされただけのことです。
生活保護部会と違って、「専門家会議」は表に出てきているにもかかわらず、
「俺たちが政策を決定したのではない」と言い訳しています。
それなら「あんたらはいらない」と言えます。
「専門家会議が政策決定しているような誤解与えた」脇田所長ら、役割明確化を要望(毎日新聞)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6132808
元記事→
https://mainichi.jp/articles/20200624/k00/00m/040/256000c
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