「身の丈」だけは謝罪しましたが、
発言全体的な差別観については謝罪していません。
>どんなに裕福でも2回しか結果は提出できないので、試験の条件は平等な制度
なんていうのは釈明しただけです。
しかも結果は2回しか提出できないのですが、
>それを言ったら『あいつ予備校通っていてずるいよな』というのと同じ
>裕福な家庭の子が回数受けてウォーミングアップできるみたいなことがもしかしたらあるのかもしれない
という発言もありましたから、経済的なことで差別されないという憲法の規定に違反しています。
日本国憲法
第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
第二十三条 学問の自由は、これを保障する。
第二十六条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
教育基本法
第四条 すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。
こんな人が文部科学大臣で、「適材適所」という内閣自体が違憲を助長する内閣です。
まぁそんな内閣を生んだのは、半数以上が投票に行かない(投票権を行使しない)国民で、
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。
とする憲法の規定の「不断の努力」を怠った結果です。
まぁ
第七条 大学は、学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究して新たな知見を創造し、これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。
という教育基本法の規定
第五十二条 大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする。
という学校教育法の規定に相応しい大学がいくつあるか・・・という問題もありますが、
いずれにしても大学入試は、公平性・客観性・公正性・透明性が求められます。
■萩生田文科相「身の丈に合わせて」発言を謝罪 英語試験
(朝日新聞デジタル - 10月28日 12:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5842378
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