色々な批判を覚悟で、「ノーカット上映」に踏み切った東映は英断をした。
作品に罪はないのはもちろん、演技にも罪はない。
瀧正則容疑者が罪を犯したのであって、「ピエール瀧」が罪を犯したのではない。
「あまちゃん」の総集編が放送されるはずだった。
それは「リアス線全線開通」に合わせた、地域活性化という意味も兼ねていたのに、
それをNHKは葬ってしまったのです。
この国は罪を憎んで人を憎まずではなくて、人も憎む国になってしまいました。
それだけではありません。
「通り魔事件」の後に、通り魔を題材にした刑事ドラマが放映中止になったりします。
「被害者感情」なんていうのは、聞こえの良い言葉ですが、
「被害者感情」で作品がなくなるのであれば、
例えば「学園ドラマ」は、まずなくなります。
いじめ・校内暴力・体罰・・・そんなことを題材にして、視聴者に考えて貰う機会すら失います。
事件直後に放映中止にしたところで、「ほとぼりが冷めたら」また制作するのですから、
それなら最初から「被害者感情」なんて体の良い言葉を使わない方がマシです。
私はいじめられっ子でしたから、いじめのシーンは今でも見ていられません。
「被害者感情」というのは、そういうものです。
話をこの事件に戻すと、
この事件には「被害者」すらいません。
自分で金を出して買った。そして使用した。
それが違法薬物だったというだけの事件です。
「販売目的所持」で高値で購入させられた「被害者」がいるのであれば、
「被害者感情」も関わってくるでしょうけど、
この事件には被害者はいません。
罪は罪として償って、また役者として復帰して欲しいと思います。
「無言の存在感」のある役者なんて、そうそういるものではありません。
「あまちゃん」の大将を抹殺したら、「あまちゃん」の構成はできません。
坂本龍一氏も疑問を呈したこの扱い。
電気グルーヴの音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止を撤回してください
http://chng.it/PKqp5cfvTN?fbclid=IwAR3RbHIzfS9YP2EJQ-rfYITegceT54aDO2swEYg9VY-SRe4FLgiw-sBzKmM
署名活動が行われています。
ピエール瀧容疑者出演『麻雀放浪記2020』ノーカット公開を正式発表 白石監督「作品に罪はない」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5545788
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