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2020年01月29日23:09

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今年の北京の春節は

23日から28日まで、今年も春節の北京に行ってきた。

新型肺炎が広がりつつある状況下で、春節の廟会(祭り)はどこも中止、故宮、動物園、天文館など人の集まるところはすべて休園、休館、外出はできるだけ控えるようにという通達が出ているので街にもバスにも地下鉄にも人は少なく、その上新型肺炎とは関係なく爆竹は安全上の理由で去年から禁止されているので、いつもの私の大好きな「街中に人々の新しい春を迎えた喜びの気分が満ち溢れている」という雰囲気が全くなく、寂しい春節だった。地下鉄の乗降客が多い駅では改札口で放射能の除染作業をする人が着るような服を着た係員が駅に入る人の体温を測っていた。ホテルでもチェックインの時をはじめとして何回か熱を測られた。聞くところによると春節休みが明けても北京中央バレエ団も休団、北京舞踊学院も休校だそうだ。当然中央バレエ団の春節公演も取りやめとのことだ。会う予定だった舞踊学院の恩師や星仲間のうちの何人かとは話し合って会うのを取りやめた。早く日本に帰るようにと言ってくれた人もいた。そんな状況下でも、バレエ関係の友人の中で最も親しくかつ尊敬している高紅星さんは、私が「あなたの家に行くことは私にとっては全く問題ないがあなたたちにとっては問題があるのではないか」と言うと、「私たちにとっては問題は全くない。あるとすれば君のほうだろう」と言って快く迎え入れてくれた。また、北京巡天会(天文同好会)の友人たちは、毎年20人くらいが集まる春節宴会は中止だったが、私のために4人が集まって小宴会を開いてくれた。

新型肺炎の拡大が終息して皆が一日も早く安寧な生活を取り戻すことを祈るばかりである。無論私自身感染している可能性が絶対ないとは言えないし、日本でも感染者が発生しているので、日本は安心とは言えないが。
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