昔、今ほどいじめがなかった時

■いじめは「解決」、同じクラスに　高３男子が再び不登校
(朝日新聞デジタル - 11月16日 05:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5378188

転校先の小学校で感じたこと。

…もちろん、関西弁の私が、東京のど真ん中の小学校で、男の子たちのいじめの標的になったのは、あとで転校生誰もが受ける洗礼のようなものだ、と気がついたので、学校を休むな、と言った母は、逃げないことを教えてくれた。
しかし、今のいじめは陰湿で残酷なので、耐えきれないようなのもある。
私が当時、その小学校で感じた、ある事件があった。

美術の専科の先生が言うには、Mさんと言う、その先生のお気に入りの生徒の提出した課題の絵を、返却後に、Mさんの友達のOさんが、絵の裏の名前だけ書き換えて、再提出した。その話を、当事者と関係ないみんなの前で、名前こそ出さないが、してしまった。

先生がした話は、瞬く間に、Oさんを特定して、噂になった。

１度の過ち、それを、指導しないで晒し者にした。
Oさんがしたことは、いけないことだけど、それを晒されて過ごさないといけない、Oさんの気持ちは、どうだったのだろう。

有島武郎の、一房の葡萄。今日の1冊です。