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2020年02月24日20:16

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アーナンダマイー・マーの福音(7)


 マーはニシ・バーブの家から戻って来らると、おかけになりました。その日はマーは三口分しか食事を摂らない日であると言っておられました。

 マーはボーラーナートに、「まずはあなたが食べてください。わたしはそのあとで食べます」とおっしゃいました。ボーラーナートが食事を終えて立ち上がると、マーはわたしの方を向いて彼に、「同じ葉から彼女と食事をしてもよいでしょうか?」と尋ねられました。彼はこう答えました。

「かまわないよ、食べなさい! でもドクター・バーブが初めて君を自分の家に招いて、このように入念な準備をしてくれたのだから、君はすべて食べるべきだよ。」

 ボーラーナートのこの指示にできる限り従うため、マーは自身のルーティーンを変えたのでした。マーのルーティーンは、決して彼女自身の意によって決められていたものではありませんでした。――起こるべきことが自然に起こっていたのです。ある一つのルーティーンが数日間続き、それから変わるのです。彼女はいつもボーラーナートの指示に従おうとしました。そしてボーラーナートも、マーが行なうことは何でも最善であると知っていたので、滅多にマーのやり方に反対しませんでした。ボーラーナートの指示をお聞きになって、マーは笑いながらわたしの顔を上に向けて、こうおっしゃいました。

「さあ、一緒に食べましょう。わたしがこの状態になって以来ずっと、誰かと食事をしていませんでした。わたしの義理の姉妹(カーリー・プラサンナ・クシャリ)が来て、彼女と一緒に食事しました。そして今日はあなたと食事をするのです。」

 わたしは長い間、魚と肉を食べるのをやめていました。決して肉は食べず、また過去二年間、魚も完全に断っていました。それ以前にも、魚を食べることは滅多にありませんでした。しかしマーが魚を給仕なされていたので、彼女の命令に抗する術はないように感じました。といっても嫌々ではなく喜んで、彼女の指示を受け入れました。わたしはそれまで最も近い関係にある親族に言われても魚を食べませんでしたが、その日、マーに背くことはできなかったのでした。

 ボーラーナートの葉皿のお下がりを食べに、わたしはマーと一緒に席に着きました。マーはご自身の手で召し上がっておられました。マーはご飯の残りと魚をご自身で召し上がり、その後、その一部をわたしに下さいました。

「あなたが与えてくださるのものなら、何でも食べます。」

 わたしはそう申し上げました。わたしの親族は喜んで、「彼女に魚を食べるように言ってやってください!」とマーに言いました。しかしマーは笑みを浮かべて、こうお答えになりました。

「いいえ、言えません。彼女はわたしと一緒に食べるときだけ魚を食べ、普段は食べません。」


 その当時、わたしはじゃがいもと一緒に調理したお米を主に食べていましたが、そのときマーはわたしに大量の魚のカレーを食べさせました。それは、病気になるのではないかと親類皆に心配されるほどの量でした。彼らはマーを知ってまだ間もなく、またそのうち何人かはマーの能力に気付いていませんでした。したがって彼らにそのような考えが生じたのでした。

「あなたは召し上がっていません。わたしに食事を与えてくださるだけです。」

と、わたしは笑いながらマーに言いました。マーもまたお笑いになって、こう返答なさいました。

「今日、わたしはあなたに食事を与えました。将来、あなたがわたしを養ってくれるでしょう。」

 わたしはマーがおっしゃったことの意味が分かりませんでした。マーはその晩、シャハバグへ向かって出発なさいました。



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