二日酔いだ。昨日さ、昔から行きつけのバーの飲み会でさ、飲み過ぎちゃったんだよねぇ。そんなこんなで、今日は朝からポンコツ。ポカリスエットのペットボトルを携えて何とか会社に行って、死んだように仕事をしているフリをしつつ、命からがら小料理屋に逃げ
「悪いね、東京駅までちょっと急いでくれる?」タクシーに乗車するなり、その40代前半と思しきサラリーマン風の男性客は運転手を急かした。「どうしたんですか?」「あのさ、生まれるんだよ、子供がさ。」「承知しました。」運転手の名は、麻生雅人。古い言
また週末雨だってさ。仕事が終わって、いつもの小料理屋でいつものように寛ぐ僕。連休が明けて2日しか働いてないと言うのに、何故かぐったりだ。まぁ、美味しいもんでも食べて飲めば、ちょっとは元気になったりするんだろうかね。「女将さん、熱燗ちょうだい
去年、悪友を癌で亡くした。まだ彼は、44だった。彼とは意見が合わなかった。と言うか、不快だとすら思っていた。だが、病床での彼の望みは「僕との和解」だった。カミさんから「彼が会いたがっているよ」と知らされたのは、二年前の秋と言うには寒すぎる季
シルバーウィーク2日目の夜にしては、お客さんの絶えない忙しい営業だった今宵の小料理屋。常連のみんなは、今日は大体みんな来たね。でも、女将さんが凄いと思ったのは、「今日はお客さんが来る」って読んでた辺り。そして、回転良く一人で仕事をテキパキこ
飲み屋のカウンターと言うのは大人になるための修行の場所なのだと、かつて僕が若い頃、先輩は教えてくれた。自分の知らない世界の大人達の話に耳を傾け、そして、自分の知らない人たちと話し、そして、時には知らない人を笑わせ、旨い酒を飲む。そう言う経験
なんか、切ない答えが返ってきた。Siriに呪文“バルス”唱えると、反応収めた動画に「わろたww」。http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=3615153
久しぶりに天気の良い月曜日となった東京地方。こんな月曜日は、ちょっとだけ気分も晴れやかになる。道ですれ違う会社帰りのOLさん達の表情も、心なしか晴れやかだ。でもねえ、ここで若い頃みたいに声を掛けちゃう僕じゃ無いですよ。なんてったって、僕には待
いつも夢の小料理屋のはなしを読んでいただき、ありがとうございます。あの話って、元々は本当に僕の夢に出てきた小料理屋を舞台に、「女将さん」って人と「僕」って人を作って置いてみたところから始まった、ある種の実験なんですが、そこに出てくる料理って
「あら、山本さん。またの来店ありがあとうございます。」店に入ってきたのは、例の山本さんだった。「こんにちは。」「あら、今日は一人なのね?うちの人はまだ仕事?」すると山本さん、今にも泣きそうな顔でこう言った。「今日、私仕事でミスをしてお客様を
2ちゃんねるが出来る前からネットを見ていて思う事がある。「情報を発信してはいけない人間は、確実に居る。」勿論、我々は善人だろうが悪人だろうが、「基本的人権」と言うでっかい枠組みの元に「表現の自由」やら「ナントカの権利」やらと言う権利で守られ
「女将さん、お客さん連れてきたよ。」「え?あら、いらっしゃい。」「はじめまして、山本と言います。課長にはいつもお世話になっております。」「あら、うちの人って会社では課長なんですか?」え?知らなかったの?って顔の山本さん。そんな会社の肩書きな
石田幸子という名前の彼女は、ほんの数週間前にこのクラスの一員になったばかりだった。「転校してきてすぐに修学旅行って言われても、結構困っちゃうよ。一緒に遊ぶ友達がいなかったりするもん。」彼女は笑った。「前の学校のみんなと修学旅行行けたら、もっ
今年は残暑ってのが殆ど無いまま秋に突入だねぇ。まぁ、涼しい秋は過ごしやすくて好きだけど、何かこう、もう少し季節の移り変わりをゆっくり楽しむって方向の方が気分的には良いよねぇ。9月に入ったら、僕の会社はちょっと暇になった。まぁ、夏前が忙しすぎ
雨が降ったり止んだりの9月の神楽坂。だーれも居ないお店で、テレビで野球を見ながら留守番する日曜日の夜。今日は、女将さんと瑶子さんは珍しく二人で一緒に出掛けて行った。「秋物のお洋服が必要なのよ。」なんて言いながら、楽しそうに午後から出掛けて行
猫同心。某テーマパークのキャラクターをパクったんじゃ無いかと言う意見もありますが、デザインの考え方が根本的に全然違います。 因みに、さっき2分で書きました。キメ台詞は「寄らば斬るニャー!」です。「取り下げは行きすぎ」「複雑な気持ち」 エンブ