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2021年09月20日18:49

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飛蚊症への硝子体手術(1)


昨年、「飛蚊症レーザー手術の真実」というタイトルで、けっこう連載した。
最初は、我ながら大げさなタイトルで、効いたかわからないけどけっこうおもしろいぐらいのノリで書いていたが、バチが当たったか、最後はタイトル通りの、リアルで悲愴な展開になった。
私のようなケースは少ないとは思うが、翌日検診、1週間後検診は必ず受けて眼圧をチェックし、眼圧に一度でも異常値が出たら、排出口に問題がある可能性が高いので、すみやかに退却して、緑内障の治療にあたるべきだ。

さて、そのときに飛蚊症についてはいろいろ調べていて、2ちゃんねる(5ちゃんねる)などで論争になってたのが、飛蚊症レーザーか硝子体手術かみたいな話。

硝子体手術はこれからなので、あまり確定的に語れないが、効果だけで言えば、硝子体手術のほうがいいに決まっている。レーザーは、目立つ汚れを砕いて気になりにくくするだけで、眼外に追い出す効果は少ないのに対し、硝子体手術は、液の入れ替えだから。
体験的にも、けっこう目立つリングにも当たっていない感じだったので、レーザーは重症者には期待薄。
Youtuber医師の平松氏が言うように、目の真ん中あたりに砕けるものがある人に限りおすすめという感じだと思う。

しかしながら、そう結論がわかっていても、飛蚊症を苦にして眼科に行っても硝子体手術をしてくれるところはない、ということが、大きな話題となっていた。
自費診療ですら、ホームページに載せているところがあるかないかグレー。

しかし、2021年9月現在で、状況が動いていることがわかった。
興味ある方は、中原眼科&硝子体で検索をかけていただけば、20回ぐらいの連載で長いが、非常に興味深い患者の手記がヒットする。

中原医師は、先日、高名な深作眼科の副院長から独立した。そのホームページはやる気にあふれているが、特徴的なのが、飛蚊症硝子体手術を公式に打ち出している。
自費で片目70万以上だが(他の眼科は90万近いようだ)。
そのきっかけとなった「事件」が、上記の患者を独立前に治療したことのようだ。

記事の中原氏いわく、飛蚊症を硝子体手術でとること自体はできるのだが、日本の眼科医療が遅れており、それをやると、業界や上層部から圧迫を受けるそうだ。
実際2件やってそれがあったので、やめてしまった。
しかし、その患者は、断られても3回お願いに来たので、感動してやる気になった。それまでの診断のときも、濁りがひどいのは見えていたのに、嘘をついていたということ。

では、飛蚊症を硝子体手術で治療するのが、タブーになっているのはなぜなのだろうか?
患者の希望でやりだすとキリがないとか、網膜剥離などの危険があるからか。

ひとつは単純に、硝子体手術のレベルが高くて、できる医師が限られているのだろう。
しかし、機器の進歩で、飛蚊症を取り除くのみであれば、そこそこの術者でもできるようだ。
時代の転換点なのかもしれない。

飛蚊症に関しては、調べる中で、精神を病んだり仕事をやめたり、受験がうまくいかなかったり、人生にダメージを受ける人たちを知った。
正直ひとごとだったが、いまの自分は、ひとごとでもないし、これが両目なら、転職して数か月眼科の近くに住んででも治療できるならしようと思うだろう。

飛蚊症にもレベルがあって、ほんとうに混濁して人生に支障が出ることはある。
そこの治療が動き始めていることを盛り上げたい。
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