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2020年09月21日12:57

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マイ オーディオ システム(2)

私の個性も、年を取ってわかったのだが、根がねじれている。他人の言うことがきけない。
たぶん両親の関係性や教育への不信。学校みたいな場所は苦手。アレルギー体質でもある。
だから、長岡氏のように一匹狼は、信頼できそうだぞ、という勘が働きついていった。

常識にしたがわず一人きりで戦うということは、損なことの連続だ。実人生では、しなくていいたいへんな苦労をすることになる。大学でも会社でも、パワハラまがいの目にあい、負けないように歯を食いしばるようなことがあった。奥歯がヒビが入って神経が死んだので、いまはマウスピースをして寝ている。
でもひとつだけいいことがある。誰からも教われないので、自分でなんとかするしかないから、時間はバカみたいにかかるが、根本から考えていくことは得意になる。英語ができるようになったのも、すべて独学で読書でやった。

若い時は、とにかく長岡氏の言うとおりにと、みようみまねで、代表作「スワン」をプロの木工やさんにつくってもらったものを、ストレートに使っていた。
軽い振動板の小口径フルレンジは、弱い部屋を刺激しないところはよいというか、環境に合っていたので、基本的にはよかった。が、ユニットが、長岡氏の死後に出た、超強力マグネットに凝りに凝った形状の限定品、しかし質感の悪さと周波数帯域のクセはハンパないというものだった。

このときの音は、まさにそのときの、世の中に対して怯えながら誰にも負けないという尊大さをもった、客観性もない、アンバランスな青い自分そのものだった。

そこから、時が流れいろんなユニットが発売され入手し、いろんな音になった。
測定器を入手したのは大きかった。なるほど客観的にみるとはこういうことかとわかった。
長岡氏の基本的に否定していた、吸音材、グライコ、サブウーファーの調整、そもそも変な周波数特性にならないユニットやキャビネットの選択、みたいなことで、少なくとも変な音でなくなった。
このあたりの時期には、私もわりと大きな会社の社会人として、まずまず成り立っていたのである(笑)

昨年あたりから、7種類ほどのフルレンジユニットを次々とつけかえて調整することをやった。
処分代がかかるが、これは勉強になった。

結局残ったのは、、、
意外にも、もうサヨナラを告げた、FOSTEXの白コーンの限定ユニット、その末裔のFE103アニヴァーサリーであった。もともとは、まったく関心がなかった。
こいつを、2ペアでマトリックスサラウンドする。これも完全なる長岡方式。
やはり同一ユニットがいいというのは、改めて発見でもあった。

13センチユニットやメタルコーンを使ってから、これを使うと、軽快なドライブ感、スピード感や音場、音像もいいのだが、この環境にマッチしたのは、キャビネットや部屋の影響をあまり受けずに音離れよく鳴るということだと思う。
高級木材で組み上げたキャビではあるが、ハイエンドメーカー製の計算しつくされたようなものではない。ネッシーなどヌボーとした感じになってしまう。
このあたりはあまり問題なくなるのがありがたい。
まさか、13センチ用に作ったキャビの10センチ使用が残るとは、やってみないとわからない。
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