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2019年11月18日13:52

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メータとベルリンフィル ブル8ライブ(1)

ウィーンフィルについて数か月準備してきて、実演聴いて感想もまとめていたのだが、4日後のベルリンフィル公演に、前日チケット買って参加。
これがけっこう衝撃的で、ウィーンフィルの感想がふきとんで、しばらくウィーンフィルの音の印象をもとにオーディオでクライバー再生していこうと思っていたのが、ブルックナーを続けて聴く日々。
感想も、ウィーンフィルのものより先に、ベルリンフィルを上げたいと思う。

参加した経緯。
まず、メータとベルリンフィルで、まあ興味はあるが、メータはイスラエルフィルで2〜3回聴いている。低音が分厚く、弦が強烈に濃いのが美点だが、当時の私の受容力不足か、マラ9などの黄金プログラムで、席もよかった記憶があるが、それほど感銘を受けていない。
ニューイヤーコンサート含め、しばしば聴いているが、やはり低域が分厚くサウンドは堅固で美しいが、あまり感動することもないかなと。
例外は、アシュケナージとウィーンフィルとの、ベートーヴェン協奏曲4番。メンタルが不調の時に、こればかり聴いていた時期があった。

プログラムは、ブル8の日と、エロイカとRシュトラウスの日と。
ブル8については、宇野功芳氏の、「メータのブルックナーに期待したがガッカリした」という悩み相談への、「メータのブルックナーなど、聴きに行く方が悪い」「知らなかったとは言ってほしくない」という有名な放言がある。
ベルリンフィルの英雄実演は聴いてみたいし、Rシュトラウスもあまり聴いていないので、新鮮かなと。

価格については、ほとんどS席だが、43000円。1991年にアバドとベルリンフィルを聴いたときは、確か25000円前後だった。ティーレマンとウィーンフィルでも37000円で買っている。
クルレンツィスの現代最先端の話題公演で1万円台だった。
金銭感覚からして、これはない。
ウィーンフィルとベルリンフィルを1週間以内に、似た環境で聴き較べるのは、オーケストラファンにとっては最高の贅沢だろう。
私には、ROLEXの時計みたいなもので、腰が引けてしまった。

そもそも、平日の勤務時間を空けるといろんなダメージがあるので、物理的に無理という可能性も。転職後2年目に、当時どうしても行きたかったシエラ・ボーゲスのソロコンサート(東京の大手町)が、休めず行けなかった。

トータルで、特にブル8の日は、行く可能性は1%ぐらいになっていた。

急転直下行く気になった理由は、ウィーンフィルの公開リハーサルご招待というのに、行く気満々で準備していたのが、外れたというのが大きい。

なにかすごく食い足りない気持ちが残った。
大げさにいうと、ああ俺は選ばれない人間なのか、大事に温めてきた趣味のことでさえそうなのか、というぐらいに落ち込んだ。
すごく悔しくて、人任せの部分なんかに自分の満足を置いていてはいけないのじゃないか、どんなお金を払うとしても、そこは自分でコントロールできる部分だし、そこでこの不満を埋めようという気持ちが出てきた。

価格については、高いともいえるのだが、実は、仕事場からフェスティバルホールは30分以内で、追加の交通費は発生しない。
ブログなどで、東京の人が、ベルリンフィルのチケットを取れないことが続いたので、わざわざ大阪まで宿泊できた記事があった。今回は東京でも買えた気がするが・・・
当然、ベルリンまで聴きに行くことを思えば、またそこで良席ゲットを思えば、許せるか。
今回は、この価格でなかったら前日までに売り切れてただろう。

仕事については、さすがに前日なので、段取りはわかっていた。また、今年から、有休を5日取る法律のあおりで、休日出勤の代替遅出が奨励されている。会社に都合のいい話だが、その逆手を取って代替早退を申請。
いま業績は絶好調だが、入社以来有力者とバトルしてる影響で、評価など受けない。やることはやっていて失うものもない。休みやすいといえば休みやすい(笑)

ステージ近くの席でなければ大音量派の私は終わりだが、ブル8のほうは6列目の端が残っていた。宇野氏の毒舌の影響かもしれない(笑)
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