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mixiユーザー(id:5343821)

2019年05月05日13:30

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北欧からの旅人 EAD E100HD2

かつてE.J.TED.JORDANという、スピーカー造りの名匠がいたという。
私には縁もゆかりもない、というところだが、実は、知人がALR JORDANのEntrySというスピーカーを使っていた。あのジョーダンかという感じだ。

自分が使うことになるとは思わなかったが、GWを前に数か月ほど、このジョーダン氏の傑作フルレンジ、JX92Sという5インチもしくは13センチ前後のスピーカーを源流に持つ、2種類のユニットを購入することになったのだ。

世界にはフルレンジにこだわる人がいて、日本では長岡氏が目立つが、アメリカのBOSE、イギリス・ヨーロッパではこのJORDAN氏もいたのだろう。
家庭用で、理想は10センチから15センチの間ぐらいじゃないかというのは共通している。
そして、このたび5インチフルレンジを物色していた私がJX92Sの末裔に出合ったのは偶然とはいえまい。
メタルコーンというのが異色。

通勤中のスマホでJORDAN氏の活動の記録を読む。
最近はなんでも情報が手に入る。
アダプターリングがなかなか作れないので、手元に大事に置いてあった2種類。
ついに鳴る日が来た。

まずは、スウェーデンEAD社のE100HD2。
EADのEはESOTERICのEだったりする。
JORDAN氏が老いて事業を縮小するにあたり、ユニットの製造ライセンスを譲った(?)のがEAD社。
歴史があるので、3回ぐらいは改良しているようだ。

ルックスをみると、北欧家具の雰囲気が漂う。
写真は照明が良くないが、実際はけっこういい感じ。これならフィンランドバーチにしたかった。

何年か前、ロンドンを旅したが、フィンランド航空を使ったことで、北欧とイギリスのつながりを知った。
BBC響は実に自然にシベリウスを演奏した。
航空機のデザインも素晴らしくて、このラインの文化は大好きだ。
また、製作はデンマークのScanSpeak。ウィルソンオーディオやPIEGAなど、ため息が出そうなハイエンドスピーカーのユニットを作っている。

E100HD MK2
能率 86.2デシベル
Q0 0.44
m0 5.3
1キロちょっと
メタルコーン
国籍:スウェーデン
   製作:デンマーク ScanSpeak
   原案:イギリス
価格:6万ぐらい

音はどうか。
キャビネットと全く合わないこともありうる。
とりつけてすぐの測定で、拍子抜けするほどワイドレンジでフラットな特性。
能率を低くして、管理が完璧なのだろう。
ドイツの雑誌による2017年のレポートでは、インピーダンスのコントロールが巧みで、高域の上限が伸びたという。確かに、スーパーツィーターが不要なほどの特性。
造りは、もっと高額のEikona2に酷似していて、むしろマグネットはより大きく、なぜか銅色になっている。

原案は古いユニットなので、フルトヴェングラーをかけてみると、AUDAXの味は出ない。
弦楽器が得難く素晴らしいという評が何人かからあったので、ヤンセンとロンドン響でブリテンのヴァイオリンコンチェルト。デッカの新しい録音。

これがドハマりで、ちょっと聴くつもりが聞き惚れてしまった。
ヤンセンの沈み込んで弾くスタイルが見えるよう。

ヴァイオリンコンチェルトは、歪んだ音を辞さずオーケストラに戦いを挑むような、どこかロックな感じがあるが、その気迫が良く出る。
ヴァイオリンの木の感じは出ないが、弦の金属の感じが出る。これが、弦が絶賛される理由だろう。

もたもたした感じの音ではなく、木の共鳴管のボワボワ感も一掃された。
ポップ系は軽快に鳴る。
メーカーは、ジャズやブルース、ボーカルが得意と書いている。

メタルコーンというと、フィルジョーンズという人もいて、AE1とかAE2が有名。
確かに、いまみるとすごく魅力的な感じ。
吉田苑というショップが推していて、ハイスピードでヤンチャな音という。
鈴木哲氏のかかわる機器(一時のLHHとか)と共通する感じだろう。
メタルを小口径で使うとそうなりそう。一方で、MG130HRは独特の甘い感じがあって、メタルのコーティングかもしれないが。
E100HDはどちらの方向性も感じるが、扱いがうまくて成熟した音だ。

求心的な表現が得意で、基本的に気に入った。
欠点は、何を聴いても単色というか、特定の色になるようだ。
ただこれは、コーンの銀色が印象的で、それを想起してしまうからかもしれない。
私は機器の色をかなり気にして、アンプのブルーのライトは黒テープで覆ってしまうほどなので、個人的な問題かもしれない。
コーンが黒塗装なら、どうか興味はある。
ラトルのモーツァルトを聴いていて、ずっとこの印象でオケを聴くかな?、と。処分になるなら調整をこだわることもない。
急遽本命のEikona2に変更を試みた・・・
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年05月05日 13:55
    意識したわけでは無いのですが、現在フロントがオーディオフィジック、リアはEntrySとアルミコーンで揃っています。
    元気だけど暴れが少なく、やんちゃな方向では無いですね。たまにFEが懐かしくなります。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年05月05日 14:17
    > mixiユーザー 
    オーディオフィジックかっこいいですね。さすがドイツ。0Qさんはウィルソンオーディオ使ってた人だから、スピーカーには最大限の思いがありますよね。
    やんちゃかどうかは、結局、紙やメタルの問題でなく、製作者かもしれないですね(笑) 私は当分やんちゃはいいですが、求心的であるがゆえの過激さには惹かれます
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年05月05日 14:55
    長らく使ったユニットでした。やや金属の音が乗りませんか?
    マークオーディオのマークさんによると、マークさんがそのユニット開発にか関わったそうです。
    東京オーディオベースでマークさんにJX92Sを使った自作スピーカーの写真を見せたら、「懐かしい!」といろいろ昔話に繋がりました。
    その発展で今のマークオーディオの金属コーンの各ユニットがあるそうですよ。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年05月05日 17:22
    > mixiユーザー 
    そうですか、お使いでしたか。
    マークオーディオは取付穴が合わなかったので泣く泣く候補から外しました。
    共同制作されてたのは知ってましたが、ジョーダンかジョーンズか、どっちだったっけと検索すると、いまはわからなくなってました。
    ユニットは、オークション出品のため写真を撮ったところですが、デザインが凄く綺麗です。AUDAXに戻すとすごく紙の音で、逆に言えば金属の音だったんでしょうね。でも、改良ゆえかいかにもという感じはないです。
    紙の、中低域があいまいでもごもごして(味になる?)というところがクリアになるようです
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年05月05日 18:21
    このユニットを15年以上前に積極的に輸入していたヒノオーディオの亡くなった親父さんによると、製造はすでに中華だったそうです。中華ユニットや台湾のオーディオトランスに早くから目をつけていたあたりも、さすがはヒノオーディオでした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年05月05日 19:51
    > mixiユーザー 
    ヒノオーディオで検索するといろいろ出てきました。文化が終わっていく感じは残念です。

mixiユーザー

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