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2019年02月05日00:42

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私の新スピーカー

オーディオマニアにとってメインスピーカーの交代というのは、引っ越しにも相当する事件だ。
いやそれに最近、宅配業の送料も上がっているので、やたら大きなものをやり取りすること自体が大ごとだったりする。
思想的に言っても、迫力を希求する姿勢からトシを経て音場型に転向するとか、フルレンジに回帰するとか、いやいや念願の38センチ4ウェイに拡大するとか、やはり事件なのである。

私はと言えば、スピーカーをとっかえひっかえしていたのは10代から20代半ば、その後は、スワンのキャビネットと、10年ちょっと前に加わったネッシーMIDのキャビネットがあって、そこのユニットが入れ替わっていく感じ。
スワンは木工業者さん入魂の作にピアノ塗装だし、ネッシーもシナアピトンとフィンランドバーチを組み合わせて、何度も板加工の業者さんとやりとりした作品。塗装もクリア塗装だがプロの手になる。

正直、フォステクスとか長岡鉄男とかいう枠から出られないのは飽きるというか、Kisoの新作ぐらいなら手が届く額だし、最近元気なソナスファベールの小型でヴァイオリンの品格でも味わってみたいものだ。
iPadでステサンの最新4号分は読めるので、熟読してると、ますますそういう気分になるのだった。

FE108Solという良作ユニットを得て劇的にフロントスピーカーに復帰したスワン、デジタルプリのイコライザー機能で左右の特性やレベルをそろえ、うるさい弱点も抑えられ、サブウーファーやスーパーツィーターとの連携も悪くない。
同一ユニットでのマトリックスサラウンドは違和感なし。
パワーアンプも、高能率に合わせたファーストワットの特殊な小出力型。
もういじるところがないなと思って、音楽に専念するかというところだが、ある日私の中で何かが終わった。
あまり楽しくないのだ。
気づけばちょうど3年であった。

だからといって上記のキャビネットをオークションに出しても、まあまあの値段はつくだろうが、自分の思い入れからすると泣くような額になりそうだとか、説明が細かくてめんどくさいとか、特にネッシーなんか送料が幾らになるか想像もつかない。

ふと考えたのだが、バックロードホーンはユニットが限定されるし、真鍮リングにとりつくユニットも限られる。
しかし、ネッシーのほうは、後面開放箱のようなものなので、まあなんでもつくといえばつくのだ。
アダプターの金属リングとか板とかをつけてやれば、けっこういける。

そう気づいてから1週間、10センチから15センチ(海外ではフォスの13センチは15センチ)のフルレンジとウーファー、ミッドレンジを調べまくった。

結論だけ言えば、13から15センチの入魂作はとても少ないのである。
また、ウーファー扱いになると、振動板が重すぎて、スーパーツィーターと一気にはつながらなさそうだ。
結局、ScanSpeakのペア10万ちょっとする10センチミッドレンジかなあと諦めつつあった。

しかし、コイズミ無線の広告で見かけていた、ダサいパンダのようなルックスの限定10ペアのユニット。
ああ中華製かとスルーしていたが、ふと開いて、角度を変えてよくみれば、カッコいいイギリスのオヤジだと判明した。
かの伝説のTed Jordan。と、あまり知らないのだが、ALR JORDANのメタルコーンのEntrySはすごくカッコよかった。
こいつが15センチのユニットで、ネッシーはフォスの13センチ用だが、一回り小さいぐらいで、適合するのだ。

真鍮リングは、知り合いの業者さんにメール中だが、メールをみない人なのでまだ返事はない。ただ、さいあく木工でもいけるはずと考え、限定品なので発注してしまった。

落ちついたら、上記ScanSpeakとか、マークオーディオの10センチフルレンジ限定品が取り付けられる穴を開けてもらって、気軽に3種のユニットを交換して味わい分けてみるか。

ただ部屋が破綻しない音を調整する時代は終わった。
目指すはポチの夢!?
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