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2018年09月24日13:01

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ラトルのコンサート(3)

この世でいちばん好きな場所というか思い入れのある場所はときかれたら、候補の一つに入るのがフェスティバルホールだ。
佐野元春と朝比奈隆はかなりの回数行った。ベルティーニに楽屋でサインをもらったことも・・・、あれは中学生だったか。
赤いじゅうたんの大階段が印象的で、大人の世界の感じがした。
外へ出れば、堂島川の川べりを歩けば美しい。
梅田に行くまでのラーメン屋も、良い店が多い。

当時は、シンフォニーホールがクラシック専用で高級というイメージがあり、フェスティバルホールは質素な音という感じだったが、シンフォニーホールは厚化粧という感じであまり好きではなかった。
フェスティバルホールは、山下達郎はじめ音を絶賛する人が多い、と後で知った。ポップ系は特に程よい大きさで、クラシックには大きすぎるが、雄大ともいえる。
またここは、ステージが高いからかもしれないが、3列目ぐらいまでの料金が安くて、朝比奈隆は3000円でかぶりつきで何度も聴けた。
大音量派の私は、S席よりこちらと決めてしまった。演奏家の息遣いまでもが聞こえる。大阪フィルではいちど、鼻息の荒い奏者がいた。

リニューアルされたときからは、仕事がいろいろあったのでまったく行けなかった。数か月前に、atsushi.bbさんが行くということで、いまは興味を失った佐野元春を聴きに行った。これが意外によかった。
ただ、席は、出遅れたので2階の最後尾。
道に迷ったので、場所を味わう余裕も少なかった。

今回、ラトルとロンドン交響楽団では、フェスティバルホールとの再会も自分のテーマだった。

到着すると、9列目で、それでも自分には遠いかな?と思っていたが、なんとここは、ステージを広く使うときは5列目までが消えてしまう。
なので、4列目というサプライズ。
位置も真ん中に近いので、がぜん私好みの席に変わった。

真近くでみるラトルとツィメルマン。
バーンスタインの「不安の時代」は、予習で聴いていたスラットキンのシャンドス録音が、演奏も音も理想的なので、演奏に感心するとかはあまりないが、複雑な構成の曲で、安定した演奏が展開される。
ツィメルマンは、バーンスタインと共演していて、「私が100歳になったらこの曲を弾いてくれ」と言われていて、今年が生誕100年。
バーンスタインとロンドン交響楽団の京都公演は、私は中学生だがチケットを持っていて、バーンスタイン病気でキャンセル、その後亡くなった。
カラヤン・クライバー・チェリビダッケ・クーベリックなどもそうだが、私は最後の巨匠たちの最後のドラマティックなステージが、当たり前のように行われていたのにギリギリ間に合わなかった世代なのだ。

自分が一生懸命にやっている行いは、自分ではなかなかその無意識に気づくことがない。
しかし、こう書いているとふと、オーディオ再生にほんとうに労力と時間を削ってきた日々は、あの豊穣な時代の輝きに惹かれ、もう戻らないことをわかって身近に再現しようとしてきたと、過去に向けた憧れの力だったのだと、思わないでもない。

長くなったのでまた。
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