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2017年04月24日14:07

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私の新システム

先日、パワーアンプのマークレヴィンソン334Lを測定すると、左右チャンネルに音量差あり。これをきっかけに、パワーアンプだけでなくシステム全部入れ替えることになった。

プリのマランツSC-7S1は、10年ぐらい使ってると思う。安定したクセのないアンプだが、逆に言えばキャラクターに魅了されているわけでもなく、飽きている。
換えたいなとは常々思っていた。ただ、なぜかあったはずの純正箱が見当たらないため、処分がむつかしい。

達人の方々含め、買い換え候補をご提案いただいたのは、ここまでくると、システム変更はここまでとこれからの、自分の価値観を問うようなものになるなと感じたからだ。
大げさではない。
日本がいいのか海外か、オールド真空管か省エネデジタルパワーか、などなど。

で、どうなったかというと、
デジタルプリ:クラッセCP−800
パワー:ソウルノートA1

この組み合わせ。

今までは、
DAC:エソテリック D70VU
プリ:SC−7S1
パワー:マークレヴィンソン 334L
リア用パワー:DENON PMA390RE

4台が2台になった。
サラウンドはA1一台でいけるし、リアの音質だけで聴くとずっとよい。
100kgが20kgになった。

いろいろないきさつがあるのだが、アキュフェーズのDG58を貸してくれたオーディオ店の店員さんに、引き続きよくしていただきA1がおすすめ、グライコ内蔵のCP−800を中古で発見し、こうなった。
ほんとは、大金投入してもと思っていたのだが、処分額で儲けが出た。最近はCPとか言わんのだが・・・

特徴は、CP-800のイコライザー機能。
測定器のPAA3を買ったので、調べて、ピークの160ヘルツや1.6キロヘルツあたりを叩く。1ヘルツ単位で調整でき、狭く落とすか広く落とすかも選べる。すごい。
細かくいうと、左の155を6デシベル落とし(Qは1)、1550の左右も6落としている(Qは10)。

これ以上に有用なのが、サブウーファーとのクロスを設定できるバスマネジメント。−6・12・24とフィルターを選べるが、うちではあきらかに−6が谷が浅くなる。
50Hzまでが出すぎ、60〜125Hzが落ちていたが、このあたりがだいぶマシになった。
そのことより、スワンのローカットがありがたい。
大音量で低域が豊富なソースだと、コーンが露骨にフラフラするが、これが抑えられる。悪いはずはない。
床鳴り等部屋の破たんもへったようだ。

ツィーターとウーファーの位相は、切り替えて測定すると、明らかに数値の良いほうがある。これも耳では私にはできないので、目安となり有難い。

音作りはしてないし、フラットでもないが、今までひどかったので、悪くない測定値になったと思う。

長岡先生の影響で、イコライザーを使っていなかった。
また、御影石をウェルフロートにしたりで、重量の呪縛から解かれたと思っていたが、さらに5分の1にできた。
箱も処分できるので、家が広くなった。
気持ちもすっきりする。

脱長岡、やたらと重く高価で故障すると処分や移動が厄介なものはもういらん。一般家庭に持ち込むべきじゃなかった。
これが私の新しい価値観。

しかし、測定器は長岡的であり、デジタルプリ絶賛はDC300やC-AX10などがあり、ソウルノートでハイCPは鈴木哲系で長岡派っぽい。LHH-A200やA700は最初期に使っていた。

15年かけて同じ箱からまともな音が出る。
グレて異様にツッパッた音だったのが、バランスに気を遣うようになった。
成長したともいえるが、測定器は、前身のPAA2の存在を知った時点で入手すべきだった。遅すぎる。
客観的とかいうことは、難しいのだなとかみしめる。

自作系は、環境と好みに合わせて変えられるポイントが多いのがメリット。それ以外のメリットは思い入れぐらい。処分と良質な塗装を考えると高価な趣味だ。

得心がいったので、また違うシステムをつくりたくなった(笑)
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