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2015年05月30日10:02

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電源ケーブルふたたび

測定器のおかげで主にサブウーファーの調整が劇的に改善され、リスニングポジションはフラットという心理的満足もできたので、一時的にオーディオに興味が薄くなった。

が、ひょんなことから、いままた電源ケーブルに関心が出ていろいろやっている。

TripleCという新導体の電源ケーブルだが、同構成に近いPCOCC-Aと比較して、高域の澄んだ明るいキャラクターや歪みが減ったというような印象。
どちらが魅力的かというのは難しいが、より付帯音が減っていると思う。
TripleCとかの雑誌での祭りには懐疑的だったのだが、変な人たちが変なことをやってるわけではないと納得できた。
私は、選ぶならTripleCだが、後述するように、このレベルでの差なら、導体より他のファクターの方が大きい。

このまえシルクの効用を書いたが、ケーブルにも効くようで、アコリバのケーブルは静かでしなやかなのがよい。

しかしいちばん大きいのが、前回と同じで、メカニカルというか、ねじりストレスみたいなものの影響。うちの環境では、繋ぎ方でまったく評価が変わってしまうと痛感した。
電磁波がどうとか、デジタルノイズによる音の曇りとかは、あるのだろうが判断が難しい。

アコリバのケーブルは爽やかで色気もある、魅力的なトーンがあり、ケーブルにストレスがかかった状態ではむしろそのキャラクターが出てくる。鳴いているからだろう。
しかし厚化粧すぎて、長期的には気になる。また、不安定な場所にゴム脚で置いた小型スピーカーのように音像がだぶつく感じがある。
これが、ストレスを減らした状態で接続できると、魅力的なキャラクターは減るのだが、音像が引き締まり、ただ静かにクオリティが上がる感じになる。

うちの環境では、せせこましい繋ぎ方なので、太いケーブルはなかなか難しい。
単純に、差し込み口にケーブルプラグを向けたときに、まっすぐ差し込めればいいだけの話だが、ひどいときは正反対にひっくり返っているのを逆転させて繋ぐことになる。しかも、なぜかそういうケースばかりなので、ジェットコースターのように丸めて調整したりする。

2mぐらいあれば、余裕があってましかもしれない。
あと、Stereo誌のケーブル特集を立ち読みしてたら、フルテックのFL12というプラグが出るようで、大注目だ。
要は、ケーブルの出口を工作時に横向けにしたりできる。昔から似たものは存在して、長岡先生も使っていたが、入手しにくかった。
少なくとも1カ所は作り替えると思う。
これなら短めのケーブルでもストレスなくいけそうだ。

ヘッドフォンシステムのほうは、アコリバPCOCC3mを2本自作しているが、いろいろあって、同じタップから取っていたのを、1本を壁からに変えた。
同じブレーカーからのものだし、タップの方が良質なケーブル経由なのだが、トータルでは音はよくなったと思う。音が広々としたというか、解放感を感じる。
これはデジアナ相互干渉がいちばん説得力がありそうなのだが、音からは、メカニカルに連動していたものが分離したという印象を受ける。

ケーブルに高価なインシュレーターやボードを入れる人がいるが、これはいまではよくわかる。

他では、オヤイデの缶カンに入ったプラグは、工作が難しいので大嫌いになっていたのだが、繋ぎ替えの中でたまたま、確かに音の品位が高いのでは、と考えざるをえないことがあった。これは化粧ともいえるのだが、なかなか奥が深い。

アコリバの完成品ケーブルにファインメットビーズというものがついて、ノイズ低減で話題だが、これは工作用に、4個1900円でAmazonでも買えるようだ。
試すかどうかちょっと悩む。

その完成品自体買ってしまうかもしれないが、3万以上する。昔の自分が電源ケーブル1本をそんな値段で買うとは考えられない。
電源ケーブルについては、いまだに長岡思想が抜けないので、「数千円で10万円のに匹敵と自信たっぷり」的なことをつい夢みてしまう。
が、結局アコリバ完成品を買って10年使ってヤフオクで処分した方が安いような気もする。
悩み中だが、今日ヨドバシに行くので勢いで買って帰るかも。
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