mixiユーザー(id:5343821)

2015年05月04日01:10

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自作スピーカーの終わり

連休なので、気になっていたスピーカー測定で、最終調整を行う。

共鳴管の開口を塞いだ測定では、思ったより多くの音が共鳴管から出ているようで、特性の暴れを取りたければ、ここを吸音するのがいちばん。
で、吸音材は一時ゼロになっていたのだが、ユニット裏からのカーボンウールと、オーガンジー包みの綿が、共鳴管の出口に浮くように陣取った。

この位置のは、かつて減らすたびに音がイキイキしていたが、ユニット裏よりは影響がソフトなようで、今回、音が死ぬという感じはなく、アナウンサーの声が響かず自然になってくれる。
ミュージカルで歌手が声を張り上げるときの伸びがちょっと抑えられるかもしれないが、綺麗になるとも言える。
このあたりは、好みの範囲で、一般的に言えば普通に改善した。
ユニット裏は狭いので、スッキリして開放感が出た感じもする。

測定値的には好ましい方向に向かった。
160ヘルツに山ができる傾向は押さえ込めたし、80や100ヘルツがやや盛り上がる傾向も、サブウーファーのカットを80に下げたりで、山と言えない程度に。

60ヘルツ、125ヘルツに部屋の影響と思われる谷はあるが、隣はむしろ山になるような帯域であり、2つにまたがるような大きな凸凹がない。
5キロヘルツ中心の緩い谷は、メーカー製によくある穏やかな音作りなので問題ない。

大事な800ヘルツや1キロヘルツがやや谷なのが残念だが、ほとんど文句なくフラットで、数値上は30ヘルツも16キロヘルツも全体のピークぐらいによく出ている。
むしろ、超低域がしょぼい部屋を揺らすのが心配なので、ムービーモードにして大音量時のローカットを入れた。

最後は吸音材に助けられた。

思えば、もう15年も自作系のスピーカーを使っている。
FOSTEXは今日から値上がり、もうこんな面倒なことをすることもないような気がする。
市販スピーカーを買って、気に入らなかったり飽きたりしたらヤフオクで転売しても、大した差額ではない。そうやってヘッドフォンはお気に入りをみつけたではないか。

長岡先生が亡くなって年月が経ち、フィンランドバーチ材や塗装やコンデンサーにワクワクした日々も去り、私の中で自作スピーカーというものの魅力はほぼ死んだのだが、皮肉にもシステムは完成に至った。

あとは、スワンのキャビに合うユニットが出たら実験として鳴らしてみたいのと(その後リアスピーカーにする)、もし巨大な部屋を所有する機会でもあったら、20センチフルレンジは使ってみたい気もするが。

できあがったシステムは、無意識に部屋の弱さから逃れるために動いてきた結果、13センチフルレンジを高い位置で使用、振動は天井に逃がして分散、サブウーファーは30センチ以上持ち上げウェルフロートで空中にある感じ。
テレビ音声での使用が時間的には8割だが、小口径フルレンジなので向いている。ブルーレイ用途も最近は非常に多いが、サラウンド含め向いている。

自作系だが、特性的には今回の調整で、おそらくメーカー製よりフラット。
決して叫ばないユニットだが、最大限に長岡スピーカーらしく伸び伸びさせていて、個性もある。
HDDからOPPOを介してD70VUのデジタル系も先進的だ。

苦節15年、これぐらいの音は出てもいいじゃないか、と自分を励ましたくなる。
しかし決してひとりでできた音ではなく、むしろ自分ひとりではまったくできなかった音といえる。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 04:19
    市販の能率の高い、気に入られたスピーカーが在りましたらお教え願いたいものです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 05:51
    う〜ん、凄い。ついにやりましたね。私と違ってウデがあるんですね指でOK
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 07:38
    共鳴管の出口を吸音するというのは、バイオリンで言うと胴にブチルゴムを貼り付けて荒れた音を抑えるようなもので、気分的にはあまり面白くありませんが、クセを取るには仕方がありませんね。
    舞鶴のHYさんもタンノイGRFのホーンにぬいぐるみを入れて最終調整をされていますが、同じことでしょう。

    動作としては普通の箱に入れたものに似てくると思います。
    共鳴管を開放すると例えば発動機のポンッというような破裂音がリミッターなしに吹き上がる感じになると思いますが、音楽を聴く上ではそのような音だけを優先するわけにはいきません。
    ボーカルも歌だけ聞いていると癖を感じなくてもニュースのアナウンス(特に男性アナウンサー)ではもろにクセを露呈します。共鳴管の弱点はそのあたりにあると思います。

    まあ、共鳴管としての動作は犠牲になっても、メーカー製と違ってネットワークを通っていないことによる鮮度の高さは残っているでしょうからそれを楽しんでいくということになるでしょう。

    と言いながら、一度BBCモニター系を自室に入れて試されたら、その絶妙のバランス感覚などに大いに感じるものがあると思いますよ。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 08:14
    長岡さんのネッシーですが、あれほど巨大な理由は、共鳴音で音圧を稼ぐというより、開口をコーン紙から可能な限り遠ざけるというのが主要な動機ではないか、と勘ぐっています。開口が隣室で、音が聴こえないのが理想ではないでしょうか。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 09:21
    > Yoshiさん

     面白い推論と思いますが、単純に考えてネッシーは共鳴管ですから、共鳴させる周波数が低くなればなるほど管の長さが長くなって巨大になったものと考えられます。長岡氏の場合、ユニットが20cm径でしたから共鳴周波数を低くチューニングされたのでしょう。

    また、開口部から部屋の中に音を出さないとなると、B&Wのノーチラスのようになりますが、ユニットからのエネルギーを全て無駄なく利用するという長岡氏の好みを考えると彼が採用しそうもありません。

    実験はしたことがありませんが、開口部を隣室に導いたとしたらトータルとして低域だら下がりの特性になると想像できます。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 10:02
    > mixiユーザー 

    長岡さんの趣味はその通りでしょうわーい(嬉しい顔)ネッシーの共鳴周波数は20〜25Hzくらいだと思われます。十分な音圧が期待できるのは、共振周波数だけで、100Hz以下は全く低音不足です。サブ・ウーファーは必須の半完成品です。どのみちサブウーファー使うなら、あんな長い管はナンセンスという考え方もできるわけです。それでもあえて長い管にしたのは、開口部を遠ざけたいからに違いない、と邪推しています。

    ま、トータルで長岡流なんですけどね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 12:49
    > mixiユーザー 
    セルレアさんのとこはルネ90ですから、交換より、部屋や好みと合っていれば、劣化が少なければ、測定・ウェルフロート・アンプいじりと、どれもおすすめです。
    最近の市販スピーカーは詳しくないです。能率は「低くないもの」を選べば大丈夫と思いますが。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 13:17
    > mixiユーザー 
    吸音材ゼロの時、LP起こしを聴いたら、プチプチノイズの音がはじけるようで驚きました。楽音の中で魅力に繋がる部分もあるはずですね。
    とはいえ、現状では、特性を考えると最後の吸音材は絶対有利だし、聴感でもややよい感じでした。
    まさに調味料で、わかって使うのが大事ですね。と、ようやくわかってきました。

    私も、長年ハーベスあたりに憧れていますね。BBCモニター系のファンだと言ってもよいでしょう。
    しかしスピーカーの個性を本格的に楽しみわけるには、一時の京都人さんのように、部屋がたくさん要りますね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 13:33
    > mixiユーザー 
    長岡先生の設計については、無意識でやったとも思えますし、あのての汚れた音はあまり気にされてない感じもします。
    言ってしまえば前面開口バックロードを積極的に作られるというのは、そこに神経質だと考えにくいです。

    私自身はといえば、Yoshiさんと同じように考えています。
    つまり、いまのシステムでも、共鳴管の音は2階に放りだし、その分を左右のウーファーで出して調整すれば、もっとよくなるだろうと。

    私の場合は、市販スピーカーで中低音や低音が出すぎて部屋とケンカするのに悩んでいたので、手なづけられる程度にしか出なくて、フルレンジで音源集中してて、あとはサブウーファーで調節する、というのが向いてたと思います。
    まさに「半完成品」の逆利用ですね。
    あとは、大音量派なので向いてるようです。
    一般に薦めるような気はなくなりました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 15:16
     スピーカーというのは、箱次第で大きく変わりますので、ユニットと同様おそらくはそれ以上に箱が重要です。そしてもう一つ、設置方法も含めた部屋で、これまた大きく変わります。メーカーは商売ですから、売るのに都合の悪い事は言いません。使う部屋を限定すると売れませんから。

     市販品ならばあまり測定などしないでしょうが、自作の場合はあれこれ調べていくと、ユニット、箱、部屋の三つに気を配るようになります。最終的には、自分の部屋にあった状態に嫌でもなりますから、総合的には市販品以上になると思います。 スピーカーとは、買ってきて部屋に置くものではなく、作り付けにしてしまうのが理想です。
    部屋に合わせて自作するのが一番だと思います。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 19:51
    > mixiユーザー 
    測定上はものすごくフラットになりましたね。
    低音のでないスピーカーと、レベル調整付のサブウーファーの組み合わせは、部屋に合わせてかなりいじれる感じです。

    今の音が最高とはぜんぜん思わないですが、市販品ではここまでフラットにはならないはずなので、冒険が怖くて、敷居が高くなってしまいました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月04日 23:57
    測定はマイク位置でのバランスを測っているだけですので、定在波の影響をもろに受けます。
    非常にクリティカルなポイントでフラットネスを達成されたとしても、実際2つの耳で聞いた場合とは少し食い違うことがあります。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年05月05日 01:07
    > mixiユーザー 
    マイクを垂直にするか水平にするかでも違いましたね。
    1mでも離れるとだいぶ変わってしまう。とはいえ、聴く場所はだいたい2カ所なので、たまたまかもしれませんが、リスニングポジションの数値は心強いものです。
    ここにこだわって時間をかけすぎてました。食卓での測定値をみてたら、ウーファーのクロスであまり細かい調整はせずにすんだのですが。

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