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2019年06月20日22:03

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メシアン讃

今朝は職場から歩いて4分くらいのところに泊まって楽すぎる通勤廃人と成り果てたじゅ。です
余力を駆って演奏会へ。

◯N響第1917回定期公演Bプログラム
開演:2019年6月20日(木)19:00
会場:サントリーホール
曲目:メシアン/トゥランガリラ交響曲
ピアノ:ロジェ・ムラロ
オンド・マルトノ:シンシア・ミラー
管弦楽:NHK交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

昨日木下牧子を聴いてメシアンの風を感じた人が複数いらしたみたいですが、じゅ。もそんな風に吹かれてサントリーホールへ。

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メシアン/トゥランガリラ交響曲
トゥランガリラを初めて生で聴いたのがカンブルラン/読響で、それから短時間に数回は聴いた気がします。
今日のパーヴォのトゥランガリラはそんな中でも最も骨まで剥き出しの、その骨もチタンでできているような先鋭、デジタルな演奏。マルトノ奏者は同じカンブルランのトゥランガリラはスタイリッシュだったがほのかにアナログな感じがして、昨日木下牧子に吹いたメシアンの風もアナログな風だった。でも作曲当時のメシアンとしては今日の尖った触ると血が出そうな演奏が意図した世界かもしれない。聖フランチェスコの世界とは異なるのである。そういう意味では昨日の木下牧子よりも一昨日のコバケンによる世俗的なフランクの世界に近いかもしれない。
そのようなデジタル先鋭な演奏に最大限寄与したのは打楽器群の秀演とピアノの鋭いタッチに因るところが大きい。
今日は鍵盤楽器が舞台向かって右からオンド・マルトノ、ピアノ、チェレスタ、ジュ・ドゥ・タンブルと置かれ、ピアニストが最大の敬意を表したチェレスタとジュ・ドゥ・タンブルの貢献も大きい。
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