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2020年01月21日17:02

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41年目のロードサイクルのクランクベアリング・グリスアップ

41年前に16万円で組んだロードサイクルですが、いままでクランクベアリングを
取り出した事がありせん。フレームは当時自転車マニアから譲ってもらった物です。

先日20年使ったママチャリのベアリングを取り出したら、グリスは固形化して
いて全く潤滑していなかったので、41年のロードサイクルは恐怖です。

結論から言うとロードサイクルのグリスはまだ働いていました。
凄い。まだ粘性がありました。びっくりです。


1.クランクのセンターキャップを外す。
 失敗:金属だと思って力を入れたら、キャップはプラで弱く少し割れてしまいました。
    そーっと扱うべきでした。

2.クランクをクランク抜きを使って外す。
 失敗:クランク抜きに自転車用スパナをかけて回しましたが硬くて回りません。
     スパナをハンマで叩いたところ、クランク抜きは回らず、
     えぐれてしまいました。写真

 原因:自転車用のスパナは狭い場所で使うために薄く出来ています。
    (2〜2.3mm厚)この刃の様に細いスパナがクランク抜きに食い込みます。

 対策:厚さのある通常のスパナを購入しました。16mm ホームセンタで657¥写真
     広い面で咥えるので食い込みません。叩いたらすぐに回す事が出来ました。

3.ハウジングを外す。これは強く締まっているわけではないのです。
     コンパスにピンを立っている専用工具がありますが、無くても回ります。

 対策:ハウジングが傷つかないように、キッチンペーパーを巻いてその上から
     オイルポンププライヤーで咥えて回します。強く握らずとも回ります。

4.ハウジング、スピンドル、ベアリングを外す。
     41年前のグリスが生きていて驚きました。まだ粘性があります。
     向こう側のベアリングは向こう側のハウジングに張り付いているので
     指を入れて掻き出しました。

5.清掃 どの部品もキッチンペーパーで古いグリスを拭き取ります。
     新しいグリスを塗ります。

6.組み立て
  6-1 ギヤ側のハウジングにグリスを塗りベアリングを配置する。
     立てたままですとベアリングが落ちることがあるので自転車を
     寝かして行いました。寝たままそーっとグリスを塗ったスピンドルを
     差し込みます。
  6-2プラスチックの中央緩衝材を入れる

  6-3手前のベアリングとハウジングを組み付ける。
    手前のハウジングにグリスを塗り、グリスにベアリングを貼り付ける。
    この時グリスの粘性だけでベアリングを支える必要があります。
    自転車を寝かしたままではベアリングが落ちる事があるので
    自転車は起こして行います。問題なく取り付けられました。

  6-4固定ナットを締める。

    締める前にスピンドルが軽く回り、ガタが無いことを確認します。
    固定ナットを締めるとハウジングも一緒に少し回ってしまいました。
    手でスピンドルを回すと固くガリガリした感じで、ダメです。

  対策:固定ナットを締める前に少しハウジングを緩めておき、さらに
     ハウジングの小さな穴をマイナスドライバで押さえながら
     締めました。やはり少しだけ一緒に回りましたが織り込み済みです。
     スピンドルは軽くガタもなくぴったりでした。

  6-5クランクを挿入してナットで締める。テーパー合わせなので
    それほど力を入れる必要はありません。

これで無事に、終了しました。クランクは明らかに軽くなりました。
まだ何年も走れそうです。
良かった、良かった。   終わりです。
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