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2019年11月22日22:24

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Fairy gone 最終章前に

イージェイ「ルールは俺が決める」

グイ・カーリンの目ことイージェイ・ダーヴェン・ソーと使用妖精シャープサイトを描きつつ、これまでのフェアリーゴーンの感想と感じた問題点を書く。


妖精武器の中で唯一所在が不明だった『モルトラント』を持って出てくるというインパクト。
さらに目を瞑りメインクラスのキャラの攻撃であろうと軽々避け続け一切当たらない、妖精は妖精武器で一撃で倒してくるという無双ぶりは驚いた。
随分強キャラ出してきたなと。



相変わらず劇中で流れる歌がいいわぁ〜。

攻撃が当たらないのは妖精のシャープサイトの能力だった。
見る事しかしない妖精というメガネ女の妖精に次ぐ補助特化の珍しい妖精だが、こちらは使用者ブースト系の超強性能。
こういう妖精の能力で駆け引き生まれそうなのはいい傾向だと思う。


■『妖精武器モルトラントの経緯』
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七騎士のハリスタンが所有していたが服毒自殺した後所在不明に。
結局何でイージェイが持ってるのか詳しく明かされなかったけど、自殺じゃなくイージェイに毒殺され奪われたんでは?


こんだけ強い能力をどう倒すのか楽しみにしてたら、


妖精武器持ってると妖精の補助効果無効という設定で終了というw
これ補助系無価値になっちゃうし攻略の駆け引き出来ないじゃんw
盛り上げられそうなバトル要素をことごとく潰して地味にしてるように感じる。

元からこういう性格だったのかもしれないが、シャープサイトの目の圧倒的アドバンテージで無双し続けたせいで万能感で増長し野心が膨れ上がってしまったのかもとふと思った。
デスノートのキラみたいに特異な力に狂わされた可能性。
実際有能そうに見えるし妖精体移植してるから自分の力と考えても仕方なくはあるが、強さの最大要因はあくまで妖精のおかげという事を妖精武器で無効化されないと気づきにくいのかもな。
予想外に早めに退場したし、こいつの役割は引っかき回しと妖精武器渡しのためっぽいな。



■『この作品の問題点など』
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美少女と恋愛系全盛期でかっこいい系がうけない今の時代にかっこいい路線の雰囲気やってくれる上に腐女子に媚びる事もしない挑戦的な作風、安定した作画やかっこいい音楽、妖精デザインなど良い所は結構あるから期待して見てるし、俺はファン側だ。
ストーリー主軸の、黒の妖精書の奪い合いと、復讐に燃えるヴェロニカを救おうとするマーリヤの百合の主軸の2点は分かりやすくていいと思う。

だが、改善すべきと感じる問題点や物足りない点を結構感じた。
公式で一期の内容とか説明してる動画あげたり、ツイッターで各話ごとに解説してるのは凄く良い配慮だし頑張ってるのは分かるんだが。



■『欠点を短くまとめるなら、全体的に普通で地味で盛り上がりが弱く、設定など無駄に多く分かりにくい』

メインキャラ達が暗い過去持ってるのが多い上に、みんなまともで普通だから内容が地味になりがち。
俺から制作側に言える明確で確実なアドバイスは、かっこいい系なんだからアクションもっと工夫して尖らせてスタイリッシュ系の魅力出すべきだった。


■『キャラデ』

洋画のようなリアルなキャラデは珍しく、渋めで悪くは無い。
だが故に全体的に地味に感じるし印象に残りにくい。
特に問題なのは、オッサン達が多くモブっぽいってネットで言われてたようにリアル故に印象に残りにくく覚えにくい。
立場高い重要キャラのオッサン達が覚えにくくてまいったw
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中盤以降じゃないと落ち着いた偉いオッサンってだけでキャラ付けの個性や差がほとんど描かれないし。
名前も、シュヴァルツ・ディーゼはハインプランツ公、レイ・ドーンはカルオー公って呼ばれたり無駄にこんがらがる。


■『アクションが普通』

悪くは無いが普通、淡薄に感じる。
全体的に洋画をそのまま二次元にしたような感じだが、アクションまでリアル寄りにしたら二次元じゃ地味という。
演出や作画で工夫して魅せる必要があると思う。
せっかくかっこいい系の作品なんだし、ここをスタイリッシュ路線に特化させれば個性とうりになっただろうに…。


■『妖精武器』
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世界に七本しか無い上に妖精に対し特攻性能の強武器だが、人間相手には普通の武器とそんな大差無くて代わり映えしないのがマズイ。
伝説の武器手にしたみたいな感じだからもっと演出とか効果、ギミックとか盛ってもいいと思うんだけどな。
アクション地味目なのにここも淡薄で地味という。
局長のアリアドラ(蛇剣)だけは武器として個性強く特徴的で魅力感じて良かった。


■『融合体のデザイン』
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妖精成体を複数食って凶暴で危険な妖精って設定なのにかわいくない?w
他の妖精デザイン結構良かったりヤバそうなの結構いるのに何でよりによって一番ヤバいっぽいのがかわいいんだよw


■『七騎士』


こいつらだけ異様に強く人外みたいで浮いてる。
リスカー以外はほとんど出番無いが出れば無双して派手な感じで二次元らしくて良かった点に感じるが、他作品より何か印象弱いのは見せ方の問題だろうか。


■『設定の無駄な多さ』

SFの問題点として固有名詞の多さがとっつきにくさに繋がってるが、これはファンタジーなのに同じ問題点がある。

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組織が無駄に多い。
三大マフィアとかビャクレイ以外の印象付けが弱過ぎる。
誰がどこ所属とか、キャラ登場時に出してくれるのは有り難いが、これ無いと分かりづらい印象の弱さ。
公式で分かりやすく見せてるのが救いだが、公式見ないと頭に入って来ない時点で描写不足といえる。
所属はせめてドロテア(主人公の組織)みたいに制服あるとか服に紋章あるとかあれば分かりやすかったが。

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五公、七騎士とか、同じ組織でニュアンス近い英雄名称はこんがらがる。
その上に印象付ける描写が五公は無く、七騎士は中盤以降で覚えにくい。


主軸となる妖精書の設定だけでも無駄さが分かりやすい。
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大きく分けて5つ。
ヘリウス・ベルウッドの原本。
ジェイ・B・マーサーの青。
チモシー・コナーの赤。
コレン・ソーの白。
クルーチャ・アルバストラの黒。

劇中は黒の番号付きを奪い合う内容で、たまに出てくる他の設定白以外今のとこ意味無いっていうw
黒と白だけで良かったんじゃねぇのっていうw
まぁ覚えなきゃ問題あるとかじゃないからいいけども。


■『最も致命的なのは話の盛り上がりがイマイチで平坦な感じなとこかも』

おもしろいシナリオは難しいから俺もアドバイスするのは困難だけども。
わかりにくく地味っていう駄目パターンは無駄な設定とか描写の弱さが原因だと思う。

3大マフィアの敵2つ、グイ・カーリンは結構名前出てくる割に描写不足で印象が薄い。
幹部のイージェイ出てきて次は他の出てくるのかと思ったらいつの間にか壊滅してたとかねw
もう一つのマフィアとかどういう組織なのか印象マジで無くて論外w

内容に盛り上げてやるって熱があまり感じないというか。
分かりにくいだけでいろんなキャラがそれぞれ思惑巡らせてたりはするんだけども、どうも印象に残らない。

技術はあるんだけど、優等生が作った作品って感じがする。
こだわりがイマイチ感じないのか?
おもしろく出来そうなとこを盛り上げようとしない、出来てないからイマイチに感じるんだろうか。
創作者に必要な尖った熱みたいのが無い、落ち着いちゃった感じじゃ物足りないってのを感じる。

いろいろ改善して欲しい点あったけど、話数的にこのまま終わるだろう。
好きな雰囲気の作品だからもっと跳ねて欲しかったんだけどなぁ。


■【関連LINK】
1話感想:https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971226860&owner_id=5239087
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