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2020年07月27日15:05

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日本人形の憂鬱 13

わたしは独りで日曜日、ファミレスでパフェを食べた後のことである。
真由美から着信がある。
フロワーで話すのもなんだ。
会計を済ませてファミレスの玄関で喋り出す。
『あ、今からそっちに向かうよ』
相変わらずの会話である。
わたしも諦めてファミレスのカウンターに相談する。
元に居た席に戻り。
ライスとポテトを注文する。
わたしはポテトをおかずにしてライスを食べる。
結果的にパフェだけ頼んで食べて正解であった。
数十分の暇な時間を過ごすと。真由美がやって来る。
『鬼殺しパフェ一つ』
真由美はデザートで一番高い特盛のパフェを頼んだ。
ほーっと、関心していると『鬼殺しパフェ』が届く。
このタワーマンションの様なパフェを一人で食べるのか?
わたしの疑問は確信に変わった。
真由美はガツガツ食べ始めるのである。
「イヤー、パフェは良いね」
これは食べても太らない体質だと思う。
しかし、『鬼殺しパフェ』の後は何も食べない。
訂正、好きな物だけ食べるから太らないである。
真由美はわたしが食べている間に水、氷、水を繰り返す。
すると、リアルクラッシャーを取り出して遊び始める。
わたしは何となくチョコレートパフェを食べたくなった。
お財布にもお腹の肉にも悪いであろうな……。
「リアルクラッシャーなら他でやろうよ」
近所の桜並木だけの公園に向かうことにした。
着くとベンチに座る。
ホント、桜並木だけである。
この公園に来た理由?
チョコレートパフェを我慢するだけであった。

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