いただきますとご馳走様

今現在、動画用のコンテンツでいただきますとご馳走様について
語っている。
内容としては日本にはいただきますとご馳走様はあるけれど
中国にはそれに当たる言葉がないということ。

私の解釈では日本が島国であり
そうした閉鎖されたコミュニティの中では
必然的に相互の協力関係が必須になるからだという
考えでいただきますとご馳走様が生まれたと説明した。

中国は大陸国家であり
その中にはいろんな民族がいる。
そのコミュニティにおいて必要なのは
自己の取り分をいかに主張するかであり
よって自分が手に入れたものは自分のもの
で完結するからであるという解釈である。

だって日本語のいただきますもご馳走様も
すべて謙譲語と尊敬語。
ここでお礼がないとご飯をつくったのに
なんの感謝もないの？今度から作ってやらねーって
なる。これで他に行くところがあるならいいけれど
日本の社会はいただきますとご馳走様で成り立っている社会だから
このルールに沿わない人はご飯を食べることができなくなる。
というわけである。

あくまでもこれは私の解釈だけれど
やはりいただきますとご馳走様は
相手との関係を良好にするためには
必要な言葉だったんじゃないかなーと。