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2020年05月31日04:44

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茨木のり子 二

一人で賑やか、なリア充をおくると、最終的にこうなれます。


倚(よ)りかからず 茨木のり子

もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ


茨木のり子さんの73歳の時の作品です。

何がウソで何がホントなのか、自分はどちら側なのか?
上?下?
何が間違っているの?
どうやったら正解にたどり着くの?

こんな世の中だから、答えを知りたくなる。
でも、その答えをいったい誰に尋ねているのだろう?

人と言う字は、大きい人が小さな人にもたれかかっている字なのか?
お互い支えあっているのか?

どつちが答えなの?

答えは「ない」。
そもそもそんな質問自体が「ない」。

それを気づかせてくれる、茨木のり子さんの集大成の詩だ。


PS.
ポストにアベノマスクが来ました、が、捨てるよりは、安部ちゃんポスト(郵便局ポスト?)に入れて来ようか考えてます。
誰か里親になってください、ええ仕事しまっせ。





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