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2019年12月13日06:41

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第15回 京都・嵐山花灯路

画像は京都・嵐山花灯路のウェブサイトよりダウンロードしたチラシの表裏。



今年(2019)の嵐山花灯路は、今夜12月13日(金)から22日(日)までで、点灯時間は例年通り17:00〜20:30です。

今年は紅葉が大幅に遅れていて、まだ嵐山は冬景色にはなっていませんが、通常の気候の年ならすっかり枯葉の寒い寒い(京都人はこのように2回言います)嵐山に、それも晩に電気を灯してだれが来よんねん(←実は京都弁です、ニュアンスによってはこのような荒っぽい表現は京都弁にも当然あります)、と思っていた私の予想は見事に外れ、毎年10日間で100万人を集める大イベントに成長しました。

こうして成功したイベント(例;祇園祭・時代祭)はいつか伝統行事になりますが、1000年余りの間には、失敗して数回で終わってしまった催し物の方がはるかに多い事は、想像に難くありません。



紅葉が散った後の嵐山は、私が若かった頃は本当に誰もいなくて、京都の高校生にとっては交通費だけで2人きりになれる格好のデートスポットだったのですが、今では年がら年中外国人観光客が列をなして歩き日本人観光客に敬遠されるまでに、国際的な有名観光地となり、シーズンオフはなくなってしなった感があります。

ほんの15年前にはまだ閑散としていた紅葉の後の嵐山に人を呼ぼう、と嵐山花灯路を始めた当時とは、事情はすっかり変わってしまい、嵐山地区の住民の大切な通勤通学経路である渡月橋を渡るのに苦労されている状態で、京都市もその状況を認識しています(東山地区も嵐山地区も、世界遺産の寺社から一本隣の道には普通の住宅や低層マンションが並んでおり、小中学校もあるんですよ)。



嵐山花灯路を主催している "京都・花灯路推進協議会" は、京都府、京都市、京都商工会議所、京都仏教会、京都市観光協会、京都文化交流コンベンションビューローの6団体で構成されているのですが、開始当初からは事情は変化し、現に Over Tourism の状態にある嵐山に人を集める事業から、行政は手を引いて、続けるにしろ止めるにしろ民間に委ね、税金の使途を考え直すべきだ、と私は考えています。

次の会計年度が始まる2020年4月1日よりも前の、1月19日告示2月2日投開票の段取りで、任期満了に伴う京都市長選挙への動きがすでに始まっています。



京都・嵐山花灯路 http://www.hanatouro.jp/arashiyama/
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