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2019年10月22日21:14

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アイハヌム―加藤九祚一人雑誌〈2004〉 加藤 九祚 東海大学出版会 2004年12月1日

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p.136
 シリン・クルバンは、キルパンドにおける童受の活動の時期がクシャン王国のカニシカの治世(シリン・クルバンによると1世紀後半)であったとしている。…これは、中国資料によると、キルパンド王Fio Shinが一部の臣下とともにチベットに降伏したときで、これをもって王国は歴史の舞台から消えた。
…玄奘は「文字・言語はおおむね佉沙(カシュガル)と同じである」と書いている。『漢書』によると、キルパンド人は「康に近い」とある(「康」とはソグド人のことである――訳者)。…また『唐書』によると、疏勒(カシュガル)ではインド文字が用いられたとある(ビチューリンによる)。…
 中国資料によると、この王国の最初の中核は、今の新疆ウイグル自治区のタシュクルガン・タジク自治県の中心タシュクルガンであった〔『アジア歴史事典』第6巻、松田寿男による「タシュクルガン」の項を参照されたい――訳者〕。…中国表記の朅盤陀は、中国の研究者たちが言うように、イラン語のkirpandで、kirは「山」、pandは「道」の意である〔ソグド語学者吉田豊によると、正しくはXarvandanであるという――訳者〕。
p.138
 キダラとエフタルの故地がパミールと沿パミールであるとの説は、1950年末ベルンシュタムA.N.Bernshtam、ついで、より詳細なかたちで、主に年代の立場から日本の榎一雄によって提起されたが、政治情勢もあって当時の公式歴史学界では認められなかった。…
 かつてロシアの学者マンデリシュタムA.M.Mandel'shtamは、多くがバダフシャンに住んでいたエフタルとキオンを同じ民族であると考えた。有名なロシアのユーラシア学者グミレフL.Gumilevは、みずからの研究に基づいて、エフタルの原郷が「パミール周辺の山地」であると結論づけた。彼によると、エフタルの先祖はBaidi部族で、その一部はクシャン時代(1-2世紀)にエフタル渓谷に移牧して新しい名称を得た。すなわち、中国語の嚈噠(エフタル)、ギリシャ語のエフタリトである。アラブ語のエフタルは渓谷または族長の名に由来するという。彼はその結論を基礎づけるために、バダフシャンのピャンジ川岸にある地名エフタルまたはヤフタル〔『大唐西域記』ではクッタル(珂咄羅)、『慧超往五天竺国伝』では骨咄国――訳者〕を引き合いに出している。これがエフタルの原郷であり〔タジキスタンの著名な学者ネグマトフN.Negmatovも同じ見解だった――訳者〕、キルパンド王によって征服された。




■タジキスタン航空、全便の運航を停止
(Traicy - 01月11日 19:52)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=157&from=diary&id=5453423

タジキスタン航空は1月10日までに、全便の運航を停止した。

タジキスタン航空はタジキスタンのドゥシャンベを拠点にする国営航空会社。モスクワやエカテリンブルク、ノヴォシビルスクなどロシアの13都市に就航していた。現地メディアによると、全従業員に無給での休暇に入るよう通告したという。ロシア行きの航空券を購入済みの乗客には、タジキスタンのサモンエアが輸送する。

今後、破産もしくは政府などの資本投入による救済が行われる見通しで、救済が行われる場合には従業員は職務に復帰することになる。これまでにも経営不振や債務超過が度々指摘されており、税金の減免などが行われている。中古機の購入価格が不当に高額であることなどの疑惑も浮上しており、政府は民営化も視野に入れていた。


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