腕時計

今の、販売の仕事に就く前に
時計屋さんでバイトをしていた時期がありました。


そこで無駄に時計の知識を身につけました。
しかも、クォーツ式ではなく
機械式、つまりゼンマイ式のやつです。

簡単にいうとロレックスとかオメガとかを扱ってる
高級な時計屋さんでした。

しかも中古で、アンティークなども扱っていましたので
ちょいとレアなヤツだと何百万しちゃうのもざらにありました。



専門店でしたので、
お客さんがいないときは時計の勉強をしたりして
過ごしていました。
ついでに腕時計には全く興味がなかったので基本用語からです。
高い腕時計と言えば、ロレックスしか知らなかった程度でした。



しかし全く知らない、とは言え、
来る日も来る日も時計の勉強をしてると
地下鉄などで、人の腕時計が気になり始めます。


やっぱり興味が出てくるわけです。


はじめは人の左腕の時計を見て、
『何してるんだろ？』『高そうだなー』『電池式かな？機械かな？』
なんて人の目を気にしつつも凝視しちゃったりしてました。


次のステップにいくと、ロレックス、オメガなどの
有名なモデルなどが、文字盤（時計の正面部分）を見るとパッと
名前が出てくるようになります。


この辺になると、ちょっと自分でも楽しくなってきて
『いい時計してるなー』とか『やっぱカッコいいなー』とか
思いながら人の腕を見てました。



そんなこんなで数ヶ月が経ち、
時計のことも結構詳しくなったなー、と実感を得られるようになった頃、
次のレベルへ進むことができます。


次は、時計の正面部分ではなく横っ面やブレスレットの部分を
チラッと見ただけで、メーカーやモデル名が出てくるようになります。



これは正直ショックでした。
自分にビックリしました。



最終的には、チラッと見るだけで偽者か本物かわかるようになったり
ロレックスのブレスレットを手の感覚だけで偽者か本物かわかるようになります。


自分もちょっとくらいなら
偽者か本物かわかります。



こんな知識、時計屋以外で絶対使わないだろうなーと
思っていたのですが、
結構意外に今の仕事の接客の際や
ちょっとコミュニケーションをとったりするときに
時計の話をすることができるので便利だったりします。


意外と時計好きって人いるんです。


今はインテリア系のお仕事ですが、
自分の専門の業界以外の知識っていうのも
結構重要なんだなー、と最近思っております。




あら？なんだか、うまくまとまりませんでした(ﾟ∀ﾟ)