立川RISURUにて & スケジュール

'20.1.18昔お世話になった全国一般三多摩労働組合の旗開き(新年会)
たましんRISURUホール ギャラリーに演奏に行ってきました。
ずいぶん皆さんに好意を持っていただけたようです。
私がここの分会の分会長をしていたのは20年以上前。
その前はキャバレーなどでドラム演奏の仕事をしていました。
キャバレーなどバンドが入っているお店が減っていくなか
ヘタレ三流ドラマーの私が生き残るのは難しくなってきたのです。
そこで、アルバイト先を探しているとき
アルバイトより正社員の方が時給計算すると特かな〜思い
職安で電車に乗らないで済む家の近所の職場を選びました。
小さな会社でしたが最初の一年弱は出向で大企業の工場に電子基板の入出荷管理の仕事。
前任者のミスが多かった為の社員募集だったようです。
私はパソコンがまだあまり普及していない時代に手書きでエクセルのような票を考え作成し
年度末の棚卸が必要のないほど正確な個数管理が出来るようにしたのです。
工場内には食堂が3か所もあり昼食に加え朝食もそこでお腹を満たしていました。
土日祭日は休みだし夏季休暇も年末年始休暇も充分取れ、残業する必要もなく快適な職場でした。
キャバレー・バンドマンの頃は休みゼロでしたから。
その内、リストラでその部がなくなったのですがクビにはならず本社で働くことに。
そこで働く正社員は10名ほどだったのですが夜中まで、朝まで残業をしていました。
しかしここの会社の社長は『基本給に残業代が含まれている』っと口にするような人だったのです。
皆、グチグチ文句は言っても会社に面と向かって言うことをしない。
そして、次々自分から会社を辞めていくのです。
確かに親会社から納期短縮、コストダウンを強要され下請け企業は辛い。
周りの従業員には負担が掛かるが私は残業拒否宣言をしました。
ある年度代わりのカレンダーを見たら年間休日が11日間も減っていたのです。
私はこれらのことを面と向かって社長に言ったら社長は手を震わせ
「だいたい立松君は我がままで」っと怒り出したのです。
一人でこの人に何を言っても始まらないな〜っと思いていたら
その会社で配送をしていた爺さん社員が外部で一人でも入れる労働組合があると教えてくれたので
電話帳で調べ労働組合の事務所に相談しに行ったのです。
組合からのアドバイスで旗揚げまでに作戦として残業をするようにしました。
すると翌月の給料明細に意味不明のお駄賃のような金額の数字が有ったのです。
なるほど、残業代ではなくお駄賃で従業員を働かせていたのですね。
そしてそこの組合の分会として組合が出来たことを会社側に宣言。
団体交渉申し入れ書を書くために中古のワープロを買いました。液晶がメッチャ細かったな〜。
ブラインドタッチも覚えました。
数人、組合に入ってくれた正社員もいましたが、すぐ脱会した方も。
その内、組合潰しの為の第二組合が出来たのです。
なんと、それを作ったのは
私に外部に一人でも入れる労働組合があることを教えてくれた爺さん社員だったのです。
70人近くいるパートの女性従業員などに「会社を潰されない為に」などと言って
組合員を集めたようです。
それ以後も、私への粗探し、いろいろな嫌がらせ、労働組合干渉が有りました。
都庁の労働局に申し立てにも行きました。
何度も団体交渉をして過去二年間の不払い残業代を出させ、
年間休日も親会社と同じ日数まで戻させたり出来ました。
団体交渉では理論的に相手の矛盾を暴くのが重要です。
それでも会社側は私に会社を辞めてもらいたいと言ってきていました。
私は自分が悪いわけではなく会社が悪いのに自分から会社を辞める気はなかったのですが
その後も団体交渉を重ね会社の都合ということで退職金も出していただいて退職をしたのです。
バンドマンだった全く労働組合のことを知らないかった私。
書記長を始め全国一般三多摩労働組合の皆さんの助けなしには何も出来なかったのです。
この労働組合活動は私の人生の中でとても勉強になりました。
現在の社会、政治、世界情勢を見るのにも役立ったと思っています。
是非、中学校三年生の授業で労働組合の基礎をやるべきだと思っています。
そんなに難しい話ではないのです。
年次有給休暇のこととか残業代のこととか。
労働組合の存在さえ知らない人が多いでしょうし、
労働組合に対しての暗いイメージもあるように思うのです。
現在、私が労働組合活動をしていた頃より、ますます、酷い労働環境の世の中になっています。
経団連からの圧力で日本中の労働組合弱体化の為の国鉄民営化。
確かにストで電車が止まらなくなったのは一般庶民にも良い事は有ったでしょうが
現在の労働環境の悪化はここから始まっています。
そして小泉純一郎、竹中平蔵の働かせ方改悪から急降下、急加速、非正規雇用者が4割に。
安倍政権になってますます酷い状態に。
彼らはアメリカ政府、背後の大企業、大金融の言いなりに売国することでふところを肥やしています。
世界的にみても日本の経済、労働賃金は悲しいほど下位になってきています。
それは大道芸演奏で生計を立てている私のヘルメットに入る投げ銭に明らかに表れているのです。
私は経済のリトマス紙かって感じです。
庶民の皆さん、見ざる聞かざる言わざるでは損をしますよ。
社会情勢を見て政治を監視し物を言いましょう。
もう一つ、最高裁判事国民審査で全員に×バツを付けるよう周りに広げてください。
砂川裁判を始め、大企業、日本政府、アメリカ政府の都合よい判決を出してきています。
これらの判例を元に政治がまたひどい法律を通しています。
選挙も大事ですが最高裁判事国民審査で全員に×バツを付けることはとても効果があるはずです。

立松正宏 2020年1月分と2月の先行予約分のスケジュール
体調不良、天候不良で中止する場合があります。
お越しいただける方はお手数ですが来られる前に連絡をお願い致します。
masaxylophone@hotmail.com
1/24(金) 13:00〜15:00 上野恩賜公園 下町風俗資料館前
1/25(土) 14:00〜16:00 光が丘公園 けやき広場
1/26(日) 14:00〜16:00 代々木公園　 原宿門
2/7(金) 13:00〜15:00 上野恩賜公園 すり鉢山
2/14(金) 13:00〜15:00 上野恩賜公園 すり鉢山
2/21(金) 13:00〜15:00 上野恩賜公園 すり鉢山
2/24(月) 13:00〜15:00 上野恩賜公園 すり鉢山