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2022年06月29日02:51

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マヘリア・ジャクソン

 三大テノールといえばルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの3名です。彼らの共演はふだんオペラとは無縁の人も引き付けて一大ブームとなりました。
 それとは別に、20世紀三大歌手というものが存在します。それはブルースのベッシー・スミス、ゴスペルのマヘリア・ジャクソン、それに南インド音楽のラムナッド・クリシュナンです。ラムナッド・クリシュナンはLPを一枚だけ持っていますが、一聴すると唸っているだけのようですが、聴きこめば様々な音声とテクニックが盛り込められているのが分かりました。ちなみにこの人はWikipediaに記述がありません。ベッシー・スミスのほうはCD枚8組のものを揃えましたが、彼女の歌の素晴らしさにバックの演奏陣がまだ匹敵していません。
 マヘリア・ジャクソンについてはこちらをご参考に。
https://ja.wikipedia.org/wiki/マヘリア・ジャクソン

 ゴスペルとブルースは音楽的には近いのですが、成り立ちがまったく違います。ブルースは「こんちくしょう!」と連発したり、もろに性的な表現や「こんちくしょう !!」のような罵倒を歌詞に盛り込んだりしています。だからマヘリア・ジャクソンはブルースを歌わなかったばかりか、ブルースを基盤とするジャズの演奏家となかなか共演しようとはしませんでした。しかしそれが1958年の「ニューポート・ジャズフェスティバル」でついに実現したのです。これは「真夏の夜のジャズ」という映画にもなっています。1960年には1「サマータイム」も録音するに至りました。
https://www.youtube.com/watch?v=5q4qwSzQXYo
 Mahalia Jackson - Summertime - Live 1960

 1971年には来日もしています。彼女の葬儀では「Precious Lord,Take My Hand」をアレサ・フランクリンが歌いました。
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