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2022年06月29日01:22

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牛めしの松屋は他店よりなぜ圧倒的に安いのか?

 牛めしの松屋はもともとは練馬区にあった中華料理店「松屋」がルーツでした(1969年に閉店)。創業者が吉野家の牛丼を食べて感慨氏、1968年に練馬区江古田に牛めし・焼肉定食店「松屋」がその発端です。江古田は学生やサラリーマンが多いので定食ははずせませんでした。さらに吉野家との差別化をはかるという意味もありました。
 牛丼自体の安さでいえば「すき家」が一番です。しかしこれは松屋をプレミアム牛めしとした場合の話。ふつうの牛めしならお味噌汁付きで並盛320円といちばん安くなります。このプレミアム牛めしと牛めしの関係ですが、片方を提供する店舗にはもう片方は存在しません。つまり併売はしていないのです。関東地方では主にプレミアム牛めしを出しています。2014年7月にプレミアム牛めしが誕生したのは、湯治アメリカで干ばつが起こり牛肉の出荷量が減少し、これを使っていた大手牛丼チェーンが値上げをしたことと関係があります。吉野家はこの時期、牛丼の並盛を100円値上げしました。すき家もこれに続きましたが、牛肉と玉ねぎを20%ほど増量して値上げ感だけは押さえました。それに対し、松屋は別の方法を取りました。それは新しいメニューを出したこと。それがプレミアム牛めしでした。ふつうの牛めしは2014年4月にふつうの牛めしを許容範囲内の280円から290円に値上げし(それでも2018年に320円に値上げ)、同年7月にプレミアム牛めしを誕生させたのです。つまり新しく高いメニューを出すことで値上げを感じさせないという作戦に出たのでした。
 ふつうの牛めしはフローズンの牛肉を使っているので比較的安価な価格ですみますが、プレミアムのほうはチルドなので少し高価格になるのです。チルドの状態で運ぶから提供エリアも関東地方に限られました。
 松屋が他チェーンよりも牛めし(牛丼)を安く提供できるのは券売機の導入です。客に注文を聞く時間もはぶけますし。つまりそれだけ人件費が削減できるということ。お釣りを渡す時間も含めてのことです。また松屋は定食に比重を置いているので、安い牛めしも用意されているということで呼び水としているということもあるのでしょう。
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