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2022年06月29日00:00

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消えてゆくレンタルビデオ屋

 レンタルビデオ店といえば、今は個人経営の店がすっかり減り、TSUTAYAとゲオばっかりになってしまったようですが、なんとこの二つもどんどん閉店ラッシュとなっています。これは日本だけのことでなく、世界じゅうでレンタルビデオ店は衰退しつつあるという現状なのだそうです。

 レンタルビデオ業という形態は、元をたどればレンタルレコード店がルーツです。1977年にアメリカのニューヨークとロサンゼルスで同時期にレンタルビデオ店が開業されました。これが世界じゅうに波及していったのです。1900年代後半、旧作映画を見るには名画座などに足を伸ばすしか方法がありませんでした。だから様々な名作や埋もれた作品のVHSやDVDを借りて見られるレンタル店の登場は画期的なことだったのです。さらにアダルトビデオというものも男性客には大受けしました。家庭でそんなものが楽しめるなんて!

 しかし時代は変わり、インターネットで映画が観られるようになりました。ネットフリックス、hulu、Amazonプライムビデオ、その他多く存在する定額動画配信サービスなどがレンタルビデオ屋に行くよりも手軽に安価で楽しめるようになりました。自宅とレンタルビデオ店とを2往復しなければならない、それも期限内にという条件はまことに面倒なことであり、それがネットの定額動画配信ならそんなことをしなくても済むのです。だからレンタル店はピーク時の5分の1まで減ってしまったのです。やはりスマホで映画を見るというのは現代人には大きな魅力なのでしょう。
 それでも日本はまだマシなほうです。アメリカでは定額動画配信が一般的になったのでもはやレンタルビデオ店はなんと一軒だけになってしまっているのです。TSUTAなどは2023年をめどにビデオ貸し出しから撤退することを発表しています。今後は本屋に比重を移すのだそうです。

 既存のレンタルビデオ店も宅配サービスや貸出を無期限とするなど、顧客をなんとかつなごうと必死ですが…。人気のジブリ映画を観るには今のところレンタルビデオ店に行くしかないですし。さらに高画質・高音質のブルーレイを楽しむならレンタルビデオ店に行くしかありません。

 そんなわけでレンタルビデオ業界に幸あれ!\(^^)/
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