『平成という時代の検証』 1990年●平成二年　その20　(再投稿)

6/10　ペルーに日系大統領誕生。日系二世のアルベルト・フジモリが、決戦投票で作家バルガス・リョサを破って逆転勝利、7月にはさっそく経済援助を求めて来日。

6/15　生体肝移植あいつぐ。国内では二例目の生体部分肝移植が京都大学附属病院で実施されました。次いで19日には、信州大学医学部付属病院で三例目の手術が行われるなど、この年、全部で五例を数えました。ところが、前年11月に島根医科大学付属病院でわが国初の生体肝移植を受けた杉本裕弥ちゃんの容体が急変し死亡(8/24)。また、信州大学医学部付属病院で生体肝移植を行った二歳の男児も死亡(11/22)、京都大学医学部付属病院で五例目の手術を受けた九歳の男児もあいついで死亡(11/22)するという悲しい結末の連続で、生体肝移植の医療としての妥当性に疑問と批判が投げかけられました。

6/21　イラン西部で大地震。マグニチュード7.3に、日干しレンガなどのもろい家屋はひとたまりもなく、大統領府は死者は少なくとも四万人と発表。

6/29　秋篠宮妃誕生。礼宮文仁親王と川嶋紀子さんが結婚。婚約したときからの紀子さんフィーバー頂点に。

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