『平成という時代の検証』 2009年●平成二十一年　その15

国をあげて日本を売り込む　日本への理解や信頼を高めようと外務省が、海外の若者の間で人気のある日本のホップカルチャーを広めるために委嘱したのが、ポップカルチャー発信使(通称カワイイ大使)(2/26)。ロリータファッションの青木美沙子、原宿系ファッションの木村優、制服ファッションの藤岡静香の三人。外務省のHPに、ピンクのハートが大真面目で並んでいるのが笑えました。

今どきの高校生の日常アニメ　「けいおん！」(作.かきふらい、監.山田尚子、TBS系)は、消滅の危機にあった女子高校軽音部を、バンドを組んだ四人(のち五人)の女生徒が盛り上げていく学園ドラマ。深夜放送だったにもかかわらず視聴率、録画率が高く、大人気に。これによって、高校の軽音部が大いに、高校の軽音部が大いに活性化されたとか。

便所飯には理由がある　一人で食事する姿を見られることに恐れや不安を抱き、トイレに入り一人で食事をするのが便所飯。一人の食事は友達がいないことを意味し、それは自分に魅力がないせいだと考えます。精神医学ではランチメイト症候群と呼ばれます。一人で食事する自分が嫌なのに一人になってしまう姿が痛々しいです。大学生など若者にも少なくありません。

村でも都市でも孤立する老人　買い物難民とは、過疎地で公共交通機関の廃止などにより、食料品や日用品などの買い物が困難になった人たち。過疎といっても農山村だけではなく、大規模店の進出で駅前の商店街が消失したりすると、大都市でも生じるところが怖いです。声をあげる手段をもたない高齢者はどんどん置き去りに。

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