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2021年05月09日03:43

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『平成という時代の検証』 2007年●平成十九年 その3

本当のヒットが見えにくい 落ち込む売り上げに歯止めがかけられなかったCDシングル、そのあおりをうけるアルバム売り上げ。CDの大ヒットの目安とされる50万枚超えは宇多田ヒカル「Fiaver Of Life」のみ、100万枚超えのアルバムはMr.Children「HOME」のみ。時にシングルチャートは、音楽配信市場で前年から1.5倍の伸びを見せたとされる「着うたフル」(一曲200〜300円でダウンロードできる)に押され、これをあわせ見ないとより正確な楽曲のトレンドは把握できないとされるまでとなりました。売り上げが伸び悩む業界で唯一気を吐いたのは、クラシック(テノール)歌手として初めて国内100万枚以上を売り上げた秋川雅史「千の風になって」(訳.曲.新井満)。普段CDシングルに手を出さない層を巻き込みながら、こどもから大人まで支持を得て大ヒットとなりました。
また昭和歌謡を代表する作詞家だった阿久悠がこの年逝去。

大食いの品格 番組をまねて中学生が死亡したとされる事故があり、テレビで一時期自粛傾向にあった「大食い・早食い」ネタがこの年とくにもてはやされ、バラエティ番組中、コーナー的な扱いとしても頻出。元祖的な番組としては「TVチャンピオン」('06年10月から「TVチャンピオン2」)があります。この盛り上がりの立役者が、きゃしゃな体でギャルメイクをほどこし、とてつもない量を爆食するギャル曽根。彼女が他のフードファイターを押さえ、年齢を問わず視聴者から絶大なる支持を得ているのは、その「流儀」。ほんとうにおいしそうに食べるのです。修行僧ばりに時には苦悶の表情を浮かべる競技者たちのなか、悠然と箸やスプーンを口元に運ぶ食べっぷりには品格さえ感じました。この年「流行語大賞」ベスト10にも入った「大食い」。代表をして授賞式に臨んだのは、彼女でした。

この続きは別項で。
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