『平成という時代の検証』 2006年●平成十八年　その19

1/17　耐震強度偽装問題で、証人喚問　衆議院国土交通委員会が、小躍進ヒューザー社長を証人喚問。肝心な点については、「証言を控えさせていただきます」と繰り返すばかり、政治家との癒着は追及できず。マンション住民が、資産の流出を防ぐために、ヒューザーの破産を申請(2/1)。4月には、姉歯秀次一級建築士、木村建設・木村盛好社長、イーホームズ・藤田東吾社長らが逮捕され、小嶋も詐欺容疑で逮捕されました(5/17)。

1/25　パレスチナ自治評議会選挙で、イスラム過激派ハマスが圧勝　米、EU、ロシア、国連の中東和平四者協議が、ハマスに有利とハマス側は拒否。

1/27　ビジネスホテルも違法建築　東横インが、法令や条例で義務づけられる障碍者用設備や駐車場を一度建てながら、完了検査終了後に、これらの設備を撤去・改造していたことが判明。厚生労働省は、全国の同ホテルの半数以上に当たる64施設で、違法、条約違反があったとして、順次回復を求めました(2/24)。

1/30　防衛施設庁談合事件　庁のナンバー2、河野孝義技術審議官ら三名が、空調工事を巡る談合容疑で検挙されました。OBの天下り実績を基準に、工事配分を決めていた疑い。取調べの過程ではほとんどの工事発注に官製談合の疑いのあることが露呈し、防衛施設庁の解体論議に拍車がかかりました。

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