『平成という時代の検証』 2006年●平成十八年　その17

アンフェア　泰建日子の『推理小説』(河出書房新社)を原作とし、ドラマ(フジTV系)で篠原涼子が劇場型犯罪を楽しむ犯人と対峙する刑事役を好演。

クロサギ　夏原武原案、黒丸の漫画(小学館)原作のドラマ化(TBS系)。山下智久(NEWS)が、黒髪にイメチェンし、初の単独主演ドラマに挑みました。シロサギ、アカサギといった詐欺師をだます詐欺師=クロサギを好演。共演は人気上昇中の堀北真希。視聴率も好調。

弁護士のくず　これも井浦秀夫の漫画が原作(小学館)。文字通り「人間のくず」とまで呼ばれる弁護士九頭(くず)のメチャクチャな依頼解決と、法律問題の裏に潜む人間心理をコミカルに描いています。九頭には、豊川悦司。伊藤英明が新米弁護士をコミカルに演じました(TBS系)。弁護士ものは、同時期に「マチベン」(出.江角マキコ、NHK)があり、人気ジャンルでした。

結婚できない男　仕事ができ、ルックスもよいのに、自分の美意識に忠実で、皮肉屋のため40にして独身の男を阿部寛が見事に演じました。共演はやはり結婚と縁遠い女を夏川結衣。ほんとうにこういう人います(フジTV系)。

ウォームビズ　クールビズの成功に気をよくして、冬も暖房を節約できるファッションを。

次回からは平成18年を年表形式で追ってゆきます。