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2021年05月06日02:06

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『平成という時代の検証』 2006年●平成十八年 その13

大阪ハムレット 父親の死後、母親と同棲する父の弟。主人公は担任教師から、「ハムレット」といわれ、シェイクスピアを読んで、自分と境遇に戸惑います。性同一性障害、女教師と付き合うふけ顔の中学生と、短編の主人公は、常ならざる人間関係に戸惑いますが、大阪下町の柔らかい感性をもつ人びとが、「そのままでいいやん」と。教師といった世間の常識を代表する人が悪人に見えるのです。四コマ漫画『少年アシベ』(集英社)で知られる森下由美の、ストーリー漫画『大阪ハムレット』(双葉社)が手塚治虫文化賞短編賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞をW受賞。

オタクのハシリは両さん? 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋元治、集英社)、略して「こち亀」は、けっして職務に熱心ではありませんが、オタクのように様々なことに詳しく、また、拳銃をぶっ放すなど、行動も破天荒な警官・両津勘吉と個性あふれる仲間が繰り広げるドタバタ漫画。'76年に連載が始まり、前年には、累計1億3000万部を突破。この年は連載30周年を迎え、単行本も150巻を刊行。

「ヒルズ」またひとつ 青山旧同潤会アパート跡に「表参道ヒルズ」がオープン(2/11)。安藤忠雄の設計で、地上六階といたすらに高くしないところがよいのです。東京の懐かしい名所が、またひとつ消え、勝ち組向けの施設が増えていきました。

この続きは別項で。
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