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2019年03月26日11:09

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イベントプロデュース界のシーラカンス

まず最初に。今日、3月26日は平成29年に亡くなった野村沙知代さんの誕生日であります。

前にも少し書いたことがありますが、私はかつてイベントプロデューサーを目指していた時代、この世界の元祖ともいえる渡部高揚さんに可愛がってもらいました。
そう、石原慎太郎に「こいつだこいつだ。こいつがオレに梅毒を移しやがったんだ」と、香港で女性を手配されたときの事をあげつらわれた人です。
高揚さんは、坂本九が司会していた「日本の祭り」という野球場を使ったイベントを企画したり、ソ連が崩壊して国の保護を受けられなくなったロシアの一流音楽家達を日本に招聘するなどの活動をしていました。
クラシックの高名なヴァイオリニスト、黒沼ユリ子さんと結婚し、一年の半分をメキシコで過ごすこと、そのためルチャリブレ(メキシコのプロレス)の観戦経験も豊富であることは以前にも書きました。

この高揚さんが東京の家で風呂に入っていると、野村沙知代が突然やってきました。驚くことにすめすめと着物を脱ぎだしたということです。
「おい、困るよ。奥には女房もいるんだ」と高揚さんが抗議しても野村沙知代は平気の平左。ずけずけと同じ風呂に入り、とうとう一戦を始めだしたのです。
まだ野村克也と結婚する前の時代のお話です。
「あんな悪女はいないよ」
酒を口に含みながら、高揚さんは私に言いました。

また、高揚さんはアメリカ合衆国に逗留していた時代、ヘンリー・ミラーの8人目の妻としても知られているホキ徳田とねんごろになり、新進ともにたいへんお世話になったそうです。
ホキ徳田は「これ」と目をつけた男を自分の家に引き込み、売れるまで面倒を心身ともに見てやるという性癖の持ち主だったそうです。
彼女は今でも存命で、六本木1丁目にて、ヘンリー・ミラー メモリアル バー「北回帰線」のオーナーとして月曜日から土曜日までピアノ弾き語り(主にジャズ)をしています。
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