哲学科に在籍していました。フランス哲学を専攻していましたが、日本思想史の講義や演習も取っていました。
卒論はアンリ・ベルクソンの心身二元論についてでした。副査の教授からは「何が言いたいのか分からない」と言われてしまいましたが、主査の教授からは「私が見てきたうちで、学生が書いたベルクソンの論文では一番だと思います」と過大なお褒めの言葉をいただきました。
副査の教授は定年後の今も名誉教授として大学に残っています。日本思想史を学んだ教授も同じく健在で名誉教授をつとめておられます。
卒論の主査をつとめていただいた教授は卒業後に年賀状を出したところ、奥様から亡くなったということを知らされました。
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