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2020年05月27日09:18

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短歌人 6月号 掲載歌

     朝が始まる

  パン食ひつつ「おほきいとりが」赤い椿おほゆれにゆれ朝が始まる

  目白にはまだ出会ふなしひよどりがけふも椿をおもふままゆらす

  江ノ電に乗り海へ行くことなども封印されてマスク掛けゐる

  貴婦人のごときマスクを仕上げたり桜樹のもとにしづかに立たむ

  川沿ひのさくら咲くころ夫にはおほきなマスクガーゼのマスク

  不意打ちの斜にふりしきる雪にしてひとつ椿は恋を秘むごと

  三月の雪ふりしきりあやしあやし古き恋など胸さやりくる

3月から休会の東京歌会は8月まで無し。
9月開催予定の全国大会も無し。

無し、なし、梨が出てくるころ動き出すのだろうか…。(埒も無し)




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