朝が始まる
パン食ひつつ「おほきいとりが」赤い椿おほゆれにゆれ朝が始まる
目白にはまだ出会ふなしひよどりがけふも椿をおもふままゆらす
江ノ電に乗り海へ行くことなども封印されてマスク掛けゐる
貴婦人のごときマスクを仕上げたり桜樹のもとにしづかに立たむ
川沿ひのさくら咲くころ夫にはおほきなマスクガーゼのマスク
不意打ちの斜にふりしきる雪にしてひとつ椿は恋を秘むごと
三月の雪ふりしきりあやしあやし古き恋など胸さやりくる
3月から休会の東京歌会は8月まで無し。
9月開催予定の全国大会も無し。
無し、なし、梨が出てくるころ動き出すのだろうか…。(埒も無し)
ログインしてコメントを確認・投稿する