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2019年12月10日21:05

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青の会

このところ雑事多くていろいろ遅れ気味なり。

題詠 煮る

  オセロゲームのどつとひつくりかへるごとしにえきらぬ人と会話をすれば   

*上の句と下の句のつながりが分からない。
*話は90%決まりね、と思っていると「でもねぇ」とひっくり返されるということ。
*あ〜なるほど。面白い。
*どんな場面か見たいもの。

すぐ状況は分かると思っていたが、意外と皆さん分からなかった。
Hさんが解説してくれたので、あ〜と。

自由詠

  聞き役となり歩きゆく 秋の日の三島疎水に日はふりそそぐ

*清流の状景すっきりあざやかよく分かる。
*一字明けのところ、結句と二つ動詞終止形である。
 二部仕立て、動詞終止形、これは傷です。

聞き役となり歩きゆく ⇒歩きゆけば秋の日の
でしょうか。

今日の歌会の中でKさんの歌。

  空港に五足の靴のそろひたりわれらの長崎旅行始まる

五足の靴が何かここにいたほとんどの人が分からなかった。
『五足の靴』括弧でくくられていたら本の題名かなとは見当がつくのだが。

グーグルで読むとこのように。
『五足の靴』は、与謝野鉄幹が、北原白秋、木下杢太郎(太田正雄)、平野万里、吉井勇、の学生4人を連れて九州西部を旅した紀行文の題名で、1907年に発表されました。長崎県茂木港から熊本県天草下島の富岡港に上陸した一行は、現在の天草市天草町大江にある大江教会のフランス人宣教師ガルニエ神父に会うため、32kmの行程を徒歩で移動しました。


花山多佳子歌集『鳥影』

 邪宗にはもつとも遠きパアテルさんを訪ねてきたる五足の靴は

パアテルさんはガルニエ神父のこと。
一読何を詠んでいるか分からなかったのが、そうなのねと分った!


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