少しは政治や社会を考えないといけない事はある。

普通にサラリーマンしてても、今後の売上や企画、宣伝方法に開発の方向性、利益の推移なんてのは考えないといけませんし、その場合には政治や社会の動向は大事な情報源。
経済の動きがわかっていれば大丈夫じゃん！と言う人もいるかと思いますが、経済も政治の動きや社会の動向で影響される物だし、同時に影響するもの。
この相乗効果をプラスにするか、マイナスにするかてのはかなり重要なポイントですね。

そういう事を考えないで仕事をしても上手くいく時代じゃないのはもう数十年言われてる気がしますが、そういう考えを頑なに拒否する人はおるわけです。

大体そういう人の年齢は五十路から上。
つまり私の世代より上の世代ですね。
私より下になりますとバブル崩壊やその後の経済再生の兆しの出るたびに改革や合理化などの理由付けで芽を潰された人達の年齢なので理解の幅、考えの良し悪しは別にして情報や知識は集めている人は多いです。
もちろん、玉石混交ですから五十路オーバーの世代にも政治や社会を考え行動している人はいるでしょうし、五十路アンダーな人達でだって、なんも考えてない流され系口先おばけはいるかと思います。

そんな状況でも社会は流れ時は移ろい、多くの事象が発生しては消えなんですが五十路オーバーズの多くがやはり政治をまともに考えない、社会の状況を観察しない、経済の流れに無頓着ってのは、六十路や五十路はバブルの恩恵を喰らいまくった、というか食いつぶした世代だからといって過言じゃないと思うのですよね。
現在の六十路から上の世代はそれなりに苦労してる世代ですけれど、その世代が力を持った時代てのはちょうど小泉改革にぶつかる時代でもありますし、バブル期には戦後最後の復興世代の庇護がありながらも、自分達ではなし得ない何かを求めてた世代といえるわけですよ。
団塊世代がそこに当たると言う話もありますが、自分達は上の世代の庇護と、その下の世代が享受するバブルにより恩恵を喰らいながらも何かを成功させたいわゆる成功体験がない世代なんですよね。

だから、成功と言う曖昧模糊、漠然とした存在を求める。
これが少数の存在であるなら、四十路だって三十路だっていますし、二十路だっています。
十路（そじ）にだってその様な存在はいますが、無敵の十代。
彼らはまだまだこんな不況下、悪辣な状況と言っても過言ではない状況下で、可能性はあると思ってる世代ですからね。
その様な成功体験とはまあ、無縁であるとも言えます。

しかし、二十代、三十代となると自分の願い叶えたい成功は存在しないし経験なんてできゃしません。
そもそも、誰もが成功の可能性はあると言われながらも、その成功を手にしていないと思ってるんですよね。

他人からみたら成功してんじゃん！と言うのはあっても変に夢はかないます！と言うアホドリームを撒き散らされているから、その様な事を言われても自分の夢がかなっていないと思うと成功してないんですよね。

それを一時的にでも成功に近いところまで持っていってあげることは、わしら年代にはできるんですけれど、それによる自己診断、自分の力量の判断は出来ない人は四十路以下に多いので、数年内に破綻か問題を起こすのはあるんですよねえ。
へずまりゅうだってそうでしょう？
なんで政治家で当選すると思っていたんだか、謎が深まるばかりですよ。

そういう状況があり、またそのような人の多いと言うなかで世代ごとそう感じてるのは団塊の世代で自分達は成功世代だと思いこんで入るけれど、自分の思う成功は存在してないってのはあるんですよね。
だから、年下にはかなり威圧的だったり、自慢話を繰り返す（それほど自慢する内容ではない）なんてのはあるし、何より金を判断基準にするしかない。
金がある、金を手にする事が成功者の証と言う事になりますが、実際には金がないけど成功者ってのも存在しています。

例えばラノベやなろう系の小説家でアニメにもなった作品を持つ人は著名人でもありますし、仕事はある程度安定していますが、それが実を結ぶのは今後の自分次第。
うまく続けていって、作家としてベテランとなりうるか、早々に消えて行くかは本人次第なので、現時点ではカネがないのが実情なのですよね。

実際、手塚治虫も高橋留美子も永井豪も吾峠呼世晴も金はあると言う状態になるまではかつかつだったりしますからね。
この辺を考えないで金があるから成功者！となってしまうのは、団塊の世代等に多いといえる状態です。
だから、金にきたねえおっさんやお客様やぞ！な疫病神も出てくるのはその世代に多い、とかなんとか。

実際、切れやすい三十代の次に切れやすい四十代、横暴な五十代と年を経るごとに出てくるのはその年代、その層が年を取っているからと言うのはあるんですよね。

そしてその人達は気づいてしまったんですね。
金が有っても成功者じゃないって。

社会的評価や信頼、信用、また社会や環境、または人に与えた影響などが成功の要素である事をしってしまうと金が無いのに成功者と言う存在、また自分に持ち得ない能力をもち評価される存在を疎む、憎む、嫉むとなるのですね。
だからつぶしにかかります。

若い世代や女性なんかはそういった世代が嫌う要素を持っているのは真の意味で自由というのがあって、ある種団塊世代が勝手に作った成功の形や社会での地位と言う夢をぶっ壊しているのはあるんですよね。
もちろん、女性がみんなそうとは言いません。
ツイフェミと言われるような団塊世代が夢見た成功、団塊おじさんの幻想の中に自分を置きこもうとしてしまい、社会を壊したがっているような状態になっているのはいるんですけれど、そういう人達を除けば五十路より若い世代や女性は、団塊世代の呪いとは無関係なんですよねえ。

ただ、その無関係な存在が増えている事には団塊世代も、またツイフェミ界隈も理解できない、または理解してしまうと自分の過去を完全に壊されるかのような思い込み恐怖で破壊に走っていると言うのはあるんで、社会は混乱というかネットや居酒屋論壇で修羅場が展開されていると言うのはあるんですけどね。