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2021年06月21日09:03

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ファスト映画、ファスト動画に対処するのは好ましい事です

映画に限らず、ドラマ、アニメ、またはドキュメンタリーなどを10分程の動画で結末やオチ、トリックまでバラす様な動画をアップしてそれを見て、見た気になってあちこちで吹聴するバカが減ると思うと、普通にエンターテイメントなどを楽しみたい人には朗報といえるでしょうし、映画会社や制作に実際に携わる人にも利益の確保、労働の正当な対価を得るチャンスが増えると言うのはあると思います。

アニメにしろ、ドラマにしろ、また映画にしろ正規または製作時に支払われるギャラの他に人気のレベル、売上の度合いによって再分配に違いがでたりします。
例えば、鬼滅の刃ではダイドーがコラボ缶の売上がものすごく行った事で社員への還元が行われるなどありました。
今もコラボ商品多いので原作者やアニメ制作関係者にもそれなりに利益が行きますからね。

アニメなどは、定賃金の温床だの奴隷労働だのマスコミが去年あたり珍しく話題にしましたが、実際には定賃金状態の改善は進んでいるとの事で、定賃金の方達は、むしろ実力がなく仕事をもらえないもしくは単価の低い仕事(例えばモブの動画など)を請け負っているからだなんて事もあったりします。

ただマスコミでは中国に大金で取られていく、中国凄い!にしてましたけど、もともとアニメ関係者というかクリエイターは会社所属でもどちらかと言うと個人事業主。
フリーランス的な仕事の仕方をするのが多かったので(これは以外と過去から)、海外の仕事を受けるって事は結構ありました。
その場合は、日本での給与なんぞ比べ物にならない程の金額になってりするんですけどね。

さて、話しはファスト動画への対応に戻りますが、これらの事を踏まえて言うと、利益が減るってことはその後の再分配などでの問題が発生します。
作るまでの間に掛かった費用の回収は当然ですが、利益がおおきくなればかかわった所への利益の還元が更に行われるのはこれは意外とアニメなどでも同様。

それが起こりにくくなるのは人気の割には映画の売上が悪いとか視聴率が低いなどで利益が減る、などの事例が起こる事ですね。
これに対して対応する事は当然必須な事でした。
なかなか動かない、動けないのは著作権侵害では難しく、素人のあらすじ紹介ただし結末やトリックまで言う謂わば感想動画的状態なものには手を出しにくかったのはあるからです。

が、ファスト動画だファスト映画だと言って、内容や映画の一部などを使う様になってしまっては、著作権もグレーゾーンですし何より利益やその他権限も侵します。
よって対処がしやすくなった事、サブスクリプションサービスの充実が進み、より動画の発表による被害が見えた事で、司法に働きかけやすくなった、と言う事になります。

この辺はクリエイターやアーティスト、コンテンツホルダー、メーカー各社の事業が改善されるので良い、と思うのですが弊害というか便乗してやってきそうな事がありますね。

それはテレビや新聞などの自称報道機関が、ネットのニュースまとめ動画に対して削除依頼がしやすくなったと言う面です。
これも良し悪しだと思うのですが、現在右派・左派問わず人気とされてる動画は各社のニュースや情報をまとめて、ちょっと感想を言う論評風動画です。
これは忙しい現代社会ではニュースを網羅する事が不可能なビジネスマンや教師、また政治家関係にも有用に動くには動きますが、反面自分でニュースを集めないことから拡張性や信頼性が著しく落ちます。

きれいに、それこそレポート的にまとまっている所の動画が重宝されるのはニュース事態を全部見て判断するには時間がない、人手がない所が多くあると言う証拠とも言えます。
ただこれも今年あたりを最後に変わっていくであろうというのは前にも書いたと思います。

一つに個人ジャーナリストがサブスクリプションに手を出し始めた事が言えます。
本職のジャーナリストで有ることから、これは素人がニュース記事をレポートするより遥かに有用と言う事になります。
下手すると企業が契約して社員用IDとか配布するんじゃないでしょうかね?
企業契約なんてのが出てきたらもう、ニュースレポート素人作は不要です。

またNHKもネット配信にはご執心です。
これは利益確保が第一目標と言われてはいますが、NHKの制作能力からすると、サブスクリプションサービスに手を出すのは容易です。
勿論、コンピューターやスマホ、タブレットからの課金を否応なくする!と言う事が目的としたとしても、本気ださないとIT、インターネットを活用する現場では勝てません。
不要、スクランブルやパスワードが可能なのにしないのはおかしい!と言われたらおしまいです。
実際、NHKオンデマンドで既に経験してる世界ですので、NHKが対応してくるのは時間の問題とも言えるのですね。

そうなった場合、ニュースの情報源が全ての素人動画は邪魔です。
自分たちの持つ情報、取材、制作の結果のニュースや情報発信の上辺だけを使い、利益や業績に影響がでていると言う事で、つぶしにかかってくるでしょうね。

実際、ちゃんとあちこちの新聞やテレビなどを見ていると、ネットの情報動画は自分で調べないで又聞きを流している、信じたい事だけ流しているの批判がでていますし、これは実は動画視聴者も同じこと。

同じ趣味の人間や嗜好の人間が集まるのがネット動画と言う事を理解しているのは、むしろレガシーメディア界隈で、それを確認しているのが一般大衆、なのですね。
好きなものを見たいのは当然ですが、だからってネットが真実!の時代は遠に終わっていると言う現実がそこにあるんです。

今は、事実や真実をしるのは現実もネットも同様に自分で情報を調べ解析し、取捨選択して理解するが必須の時代になってるんですね。

特にデジタルネイティブな今どき高校生あたりの年齢は、ネット動画のニュース系、情報系、社会系、政治系はけっこうバカにしてる子だらけです。
大学生あたりはまだ少々信じてる人がいるみたいですが、まあ、社会における適応や納涼は推して知るべし状態だそうで…。

これらを背景に、ネットのニュースレポート動画やそれに関係するサイトは攻撃を受けると言うか排除、削除になっていくと思います。
実際、動画ではないけど過去にありましたよね?
ニュースまとめサイトの閉鎖が相次いだ事、保守速報などがアフィリエイトできないなんて事があった訳ですから、自力で情報を発信できるような人、情報を集める事ができて分析するだけの機動力の無い、言ってしまえば引きこもりニュースヲタ状態の動画製作者達は真っ先に潰されていく、と思う状況です。
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