■自公大勝、３分の２を維持 立憲が躍進、野党第１党に
(朝日新聞デジタル - 10月23日 05:26)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4825182
これ、野党が不甲斐無いってだけの話なんですよ。
まず、思い出ししてほしいのはこれまでの野党の言動です。
直近ならば都議選において議席を増加させた共産党が自民敗北を経て
自民党政治の見直しを迫る発言をしています。
この場合、自民党の政治を見直すとなると解散総選挙しかないので
選挙対策ができてないと可笑しな話になるんですね。
同時に、今年に入ってからずっと森友学園や加計学園の事を攻め立てて
マスコミの報道の効果もあり、支持率が低下した時には解散を求める事も
しているんですね。
これは野党全体がそうですし、民進党では蓮舫さんが声を枯らして唾飛ばし
安倍内閣の責任を問うていた訳ですから、最終的には選挙が決着の場になる
という事を理解してないと変なんですね。
では、実際に解散されてしまった時にどうなったか？
それまで解散につながる（選挙につながる）言葉を発してた人達が
誰一人として、解散で国民の審判が下される的な発言をしてない、
と言うのが実情です。
共産党では小池晃さんが解散を批判していましたし（信を問わせるんじゃないのかい！）
一気に民進党は総崩れだったんですね。
因みに、有利になるまで解散を引き伸ばした！と批判する向きもあったんですが
その前に民進党が党首選挙に入ってしまったのもあります。
自民党が一番不利な時に、一番助けちゃったのが民進党と言うオチでもある訳で
この辺りから野党のグダグダ感や、政策の見えない不安感が募ったと言えるのです。
しかも、この時にちゃんと政策や対案、その他の問題に対する意見がでるなら
まだ野党にも少しは価値が見出せた層も既存の野党には絶望するしかないのが
現状での認識。
例えば、北朝鮮問題ではちょっと前まで騒ぎすぎと安倍政権を批判していながら
解散が決まったら北朝鮮のミサイル問題があるのに、無責任だと批判に転じて、
朝令暮改の権化と見えるとなると信頼するしない以前の問題なのですよね。
なんで、最初は新規の右派政党となる希望の党が希望されたというのはありますが
結果は皆様ごらんの通り。
小池百合子に関しては策士策に溺れると評する向きもあると思いますがあれは単純に
慢心以外の何者でもないといえますし、フェミニンな要素をかもし出す橋下徹と言う風情は
逆に不信感を生ませるに充分ですよね。
多用する片仮名言葉と意味不明な外来語表現、外国語多用。
これでどう理解しろと！！
な感じなのですよ。
所謂昭和のぶりっ子ギャルが平成の意識高い系ガールをムリして演じてる違和感が
いろんなところで覚えられてしまっただけの話。
しかも実績ゼロ状態です。
こういった野党の不甲斐無さを目の当たりにして、有権者の多くは、特に特定の支持政党を
持たない層はどうするか？
少なくとも、現時点まで実績を作ったところを選びます。
そうでなければ、自分達の生活が不安になるし、海のものとも山の物ともつかない状態で
政権を任せる危険性は民主党3年3ヶ月で痛いほど身に染みてますからね。
つまり、自民党や公明党以外を支持する、特定の政党を支持しその考えに賛同する
と言う人は、今回のパフォーマンス重視の野党の政局合戦を批判するべきであり、
政党であり政治家であるならば、その政策や法案、社会に対する貢献をどうするかを
広く国民世論に訴える戦い方にシフトしろと批判しなければいけないのですね。
それを考えると自民単独で３００位は行ってないと、説得するには力が足りない、
なんて面があるんですね。
ところがここに今回躍進した立憲民主党がおりましてこれが今回のままの
やり方を踏襲できるならば、野党再生の鍵ともいえます。
思い出してほしいのは民進党建て直しのために、前原さんと枝野さんで戦い、
前原さんが勝ちました。
党立て直しのために協力するという姿勢ではありますが、前原さんの思惑は
結果、民進党を解体する方向。
そして、希望の党合流を目指す訳ですが選別に会い公認されるべき党も無い。
その時枝野さんは、一応前原さんと交渉して民進党の公認も残す必要を説いた
なんて話もでてますし、それを蹴られて最終的に受け皿として2011年当時の内閣と
同じ布陣の執行部といえど急遽立憲民主党を作り、選挙に間に合わせたのですから
その手腕を評価する人や、元々民進党時代から支援していた人や、苦境を乗り越え
選挙に間に合わせた手腕に感動を覚えた人等が票を入れたというのは想像に難くなく
躍進したと言っても良い訳です。
実際の得票数などは、希望や共産党等より遥かに多いといえるのは
この政治姿勢の一貫さを評価された、緊急時に枝野さんはやれるかもしれない
と言う期待を持たせたってことがあるといえる次第。
少なくとも、老朽化の目立つ共産党やカメレオンもびっくりの変わり身を見せ続ける
希望の党の大多数の民進党出身者、それに加えて意味不明という言葉で表せる
希望の党党首という連中よりかは無党派層や一般有権者には確実に信頼が持たれる
という事を、偶然かもしれないが行った訳ですね。
変な言い方ですが、主君の仇を討つ忠臣蔵的な格好いい悲壮感があったのは
否定できませんし、それこそ「大義を持って勝負している」と見えたのはあります。
自民党の得票数が高いのはなんのかんので雇用が増え若者の仕事が増えたことです。
マスコミや野党は非正規雇用も増えている！と批判しましたが当の労働者な若者は、
非正規でも仕事が増えたことがありがたい訳ですね。
思い起こしてもみれば、民主党政権時代は円高の是正もせず日本経済が困窮し
世界的な不況に陥るリーマンショック対策も麻生政権から引き継がず破棄、だった
という事からの正規雇用はおろか非正規雇用すら激減する、金を稼ぐのに苦労する
時代を作ったのはある訳ですから、それらの反省も無くただ安倍が、安倍がと騒ぎ、
雇用が危ない！とか実際に感じている事と逆の事を言えばそりゃあもう確実に、支持を
受けられないという事をもっと自覚しないといけないのですね。
勿論、野党にだって雇用の問題をちゃんと理解して対処しようとする人はいます。
ですが、その人たちは多くの野党の負のイメージに引きずられ落選したと言っても
過言ではないのですね。
なので、批判すべきは各野党の執行部や幹部、という事になります。
同時に反安倍であるならば、安倍支持者より正確に安倍内閣の成果を評価し
ちゃんとした分析を出さなければ捏造による誹謗中傷の謗りは免れません。
野党勢力はこの辺をちゃんと反省し、今後に活かせるかが課題でしょうし
マスコミはいい加減自分達がフェイクニュースメーカーとなってる事を自覚し
改善していかないと、いつまでも自民党一強で終わると思います。
とは言え、自民党内部にも野党的立ち居地の人はいるので
野党は要らないと国民に判断されるのが先、という事もある
と肝に銘じておいてほしいものですけれどね。
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