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　揚げたケーキみたいなペットが結構離れた直線上の家から飛び出してきたので捕まえたんだが異様になつかれたし連れ戻しに来た飼い主がそのなつきようを見て諦めたんだけどいや諦めんなよ迷惑だと呼び止める夢を見た。この飼い主が出てきた家は遠い昔に近所に住んでいた自衛隊の息子の住んでいる家の辺りだったことまで覚えているが、別にそいつではなかった。ちなみにその異常なケーキ型の生物は本当に手も足も生えてないケーキが動いているものだった。起き抜けには、一芸入試みたいなノリを飛び込みでやってしかも手抜きするなんて無礼だよと叱る夢を見た。まあそうかもしれない。受験っぽいので勉強系の夢だと思うんだが、おれ自身の行動についてはなんの記憶もない。あとラーメン食ってるときちょっとウトウトして、ラジカセのスピーカーの局面のドアップみたいな夢を見た。サイバーだ。

　そういや昼のフランスのワールドニュースで、フランスは去年富裕税に関する税制改革があったせいで大企業の寄付活動が、パーセンテージなのでアラビア数字で書くが、4.2%減少して、それで今回のノートルダムには巨額の寄付をしているから、あいつらは選り好みしていて不公平だと報じられていたな。まあ寄付は自発的行為だしある程度選り好みはあるんだろうけど、大企業のそれはそういう状況を見るにつけても単なる税金対策と広告活動に過ぎないと分かる事例なんじゃないか。こないだから言い続けてることだけどこれは決していいことではない。もっともピュアな部分を抜き出してもいいことではない。ちゃんと税金を払え。あと同じワールドニュースで、今スウェーデンでは環境問題に敏感な市民が「飛行機は恥」として陸路で旅行しているみたいな話してたけど、島国日本のことはどう思っているんだろう？　陸路で外国に出られないから全員恥か？　まあおれはそんなスウェーデンの軍服を着てウロチョロしているのですが……。いやもうしてないか、暖かくなってきたし。

　今日は近所に出かけて、ブックオフにもリサイクルショップにも何もなかった、ここまでは単調だと言われても否定しようがないほどいつもどおりではある。しかし今日は違った。帰り道に自転車を車にぶつけられて転倒したからだ。轢かれたと表現しても間違っていないのかもしれない。まあ相手の連絡先聞いたし逃げられたわけじゃないのでいいのだが、話し合いには時間を要したし、悪気がないにしろ勝手にひとの自転車に乗って自転車は大丈夫みたいですねとか言ってきた。おれはといえばさすがに轢かれたショックでボーッとしていたので適切な行動が取れたとは思わないが、以前中古車屋の前で轢かれたときに自転車の修理が雑だったことを思い出したので、自転車は、自転車だけは店でメンテをしてもらいますと強調した。順序が逆だがそれからだったかな連絡先を聞いたのは。これはおれから持ちかけたので（なんでだよ）、聞いていなかったら大変なことになっていた、ということを思えば良い行動だったと思う。とにかくかなり呆然として帰路についたが、嫌なことはまず先にやろうと思って自転車屋に寄って自転車を見てもらった。店側いわく、本当に修理ということに慣れば保険屋を通すため云々という話だったが、おれは被害者だしボーッとしていたのでハアソウデスカとだけ返事してとにかく見てくださいとお願いした。その結果故障はなく、むしろメンテまでしてもらえた。でもそれはおれがメンテのプランに入っていたからなのでサービスというわけでもなさそうだった。帰宅後も気になるのは足の具合だ、自転車が無事だったんだからあとは足だろう。痛いのは痛い。それは間違いないんだが骨が折れているとか深刻な打撲だとか、どうもそういうことではなさそうだった、だが本当は分からない、相手にも伝えたが次の日にガーンと腫れたらまた別の処置が必要なんだろうし非常に面倒臭くてダークなメンタルになっていた。具体的には、人生において車に当てられるのってこれで五回目だと思うんだけど田舎に住んでてこんな頻繁に起こるのか、不幸過ぎるのではないかという思いに駆られていた。不思議と車両通行帯のある車道の左側真ん中を自転車で走ってるときは一度もぶつけられたことはないが、大体危険という理由で左端を走っていたり歩道を走っていたりするときに限って店から歩道を横切って車道に出ようとしている車にぶつけられてるんだよな。だから車道の真ん中を走ることは安全なんだ。ただめちゃくちゃ煽ってくるという、堂々とした違法行為を犯すバカがいるけど。で、相手から電話あるかもしれないので家族に一応話したらなんで免許証を見せてもらわなかったんだとか警察呼ばなかったんだとかおれが責められたけど、ぶつけられて呆然としてるのにそんなテキパキ動けたら気持ち悪いだろと反抗した、反抗したのだがこのあともこの出来事をネタに延々と言われるのも癪なのでおれが（だから相手が呼べよ）警察に直接出向くことにした。で地元の警察に行くと警邏中なのか誰もいない。電話があって御用の方はこちらへみたいなことが書いてあったので電話を鳴らすと受付の女っぽいのが出る、まあそういうことはしょっちゅう起こるんで気にかけることもないのだろうが特に気遣いみたいな言葉もなく相手の連絡先はありますかと言われたので口頭で伝える、そしておれの携帯電話の番号を教えてくれと言われたが、ないと伝えることしかできない、ここでまた劣等感が刺激された、実際ないので。それでやってくるという警官を待っていたら、さっきの受付が連絡したのか先に加害者がくる。いや本当はその前にお金を拾ったという女子供がやってきて軽く騒いでいた。そしてそのあと加害者が来たんだけど、それから全然警官が来ないので警察署に加害者と被害者だけが無言で居続けるというかなり気まずい環境が生じた。だいたい警察署なんか無味乾燥で面白くないし精神が絞られる感じがするし。このあとは現場検証みたいなやつなので省略するが、結局何かといえばただ時間が浪費され、コーヒーも酒も飲めてないしパンも食えてないという悲しい現実だけが残ったんだよね。これでひどく精神的に落ち込んでしまった。

　さらに夜、ファイルをアップロードさせてるうちにご飯を食べて、戻ったらなんかパソコンが勝手に再起動しててCPUファンがヴーンと唸っているという最悪な状況が発生していた。おいおいマジかよ。アップロードさせてる最中に勝手に再起動になるのマジで何？　なんかが勝手にアップデートしたのだろうか？　アップデート関係は切ってあるはずなのに……。更新の履歴に何も書いてないことを確認したところで不幸過ぎて脳がツーンとしてきた。さらにダウンロードすべき音源をチェックしていたら頭痛がやってきた。明白にカフェイン不足だろこれ、ウザ過ぎると思ってコーヒーを摂取したら本当に引っ込んだのでちょっと気持ち悪かった、カフェインに依存している。本当は酒も入れたいのだが頭痛の不安があるときにそんなことはできないし、ただただ悔しかった。悔し過ぎて警察で「ご職業は？　会社員ですか？」と聞かれて「無職です、すいません」と謝ってしまった記憶が蘇ってきた。この謝罪は会社員かと気を遣ってもらったことに対する謝罪だったんだよね、どう見ても無職なのに。でも警官にしてみたら「無職です、生きててすいません」みたいに聞こえたかもしれんなと、あとになって反省したりしていたことも思い出したし、今日は本当に良くない日だった。ちなみに生きててすいませんみたいな気持ちになったことはない、ルール多すぎて生きるのめんどくさすぎやろアホかと思ったことは多々あるが。