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2020年09月27日10:11

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バガヴァッド・ギーター第2章52 


★ギーター/2-65
(長谷川訳)・・・お前の叡智が、迷妄の沼を超えることができれば、お前はこれまでいくらか聞いたこと、そして、これから先聞くであろう、すべてのことに無関心でいられる。

田中訳)・・・・知性(ブッディ)が迷妄の密林から脱け出ると、今まで聞かされてきたことと、これから聞くであろうことの、全部(すべて)に超然として惑わされない。



長谷川解説)
我々は、ほとんど自分の生活は他人の言うことによって動かされている。我々の宗教的な認識、政治的意見、自分の信念、そして習慣も全て他者によってもたらされている。それらの中には、我々自身のものは何もない。それは様々な淵源から、我々はお互いに矛盾した意見を聞いたり、読んだりするため、我々の人生は様々な誤解と迷妄に満ちている。内面生活に関しても、こことはさらによく当てはまる。何故なら、これについて独自の考えを持てる人は、ごく少数の人々しかいないからである。言葉の渦に巻き込まれている人は、決して真実の道を見出すことはできない。叡智の境地に達した人は言葉を超えている。そこでその人は、常に言葉の彼方にある、究極の真理を知るのである。




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