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2020年09月26日14:54

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バガヴァッド・ギーター第2章65 



★ギーター/2-65
(長谷川訳)・・・清浄な喜びの境地(プラサーダ)にある人は、すべての苦しみから解放される。そして、そんな喜びのある人の叡智も直ちに不動のものとなる。

(田中訳)・・・・至上者(かみ)の恩恵を得たとき、物質界の三重苦は消滅し、この幸福(さち)ゆたかな境地で、速やかに知性(ブッディ)は安定する。


(長谷川解説)
人は常に幸せを得ることを望み、不幸から離れようとする。しかし、幸福を追いかけたり、幸福を享受しながらも、人は不幸を遠ざけることはできない。幸福を失くす心配と不幸の恐怖は、常に人の心から離れない。人の心が平和と清浄な境地にある時、初めて彼は苦しみから逃れることができる。清浄な境地にない限り、人の叡智も不動のものとならない。我々の人生の喜びと苦しみの関係は、周りの環境によってあるのではなく、我々の心の状態に依る。心が平静であれば人はどんな状態にあっても喜びがある。しかし、もし心に落ち着きがなければ、何かにつけ不幸を感じずにはおれない。




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