「バガヴァッド・ギーター」でアルジュナに与えられるクリシュナの言葉は、我々の心にも凛然と響きます。
https://trees-sakebu.net/bhagavad-gita/77
「あなたの職務は、行為そのものにある。決してその結果にはない。行為の結果を動機としてはいけない」
・・・・色々な受け取り方ができる言葉できますね。
ただ、見返りを求めすぎているときには清涼剤のように効いてくれる言葉だと思います。
「自ら自己を高めるべきである。自己を沈めてはならぬ」
・・・・沈み込んでいるアルジュナに向けられた言葉です。
こちらも色々な解釈ができる言葉だと思います。
深い自己嫌悪に陥っているときに、響くのではないでしょうか。
「自己の義務(ダルマ)の遂行は、不完全でも、よく遂行された他者の義務(ダルマ)に勝る」
・・・・現代には様々な価値観が氾濫しています。
気付いたら誰かの価値観に従って生きていることも多いのではないでしょうか。
そんな時に助け舟になってくれること言葉でしょう。
「海に水が流れ込む時、海は満たされつつも不動の状態を保つ。同様にあらゆる欲望が彼の中に入るが、彼は寂静に達する」
・・・・現代社会は様々な情報がノイズの濁流となって人々の心に流れ込みます。
心の平静は簡単に乱されます。
心の羅針盤が狂うことも多々あるでしょう。
成さねばならないことをしているはずだったのに雑念が混ざったり、見返りを求めることに必死になっていたり。
心の平穏を見失った時には、もう一度、この言葉を自分に染み込ませたいですね。
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