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2020年01月23日12:26

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ギーター「魂と肉体(1―5)」



★ギーター/2-22
(長谷川訳)
人が古い服を捨て、新しい衣服に着替えるように、魂も古い肉体を捨て、新しい肉体を纏う。

(長谷川解説)
この詩句は、肉体と魂の関係を大変美しい比喩で語っている。古い衣服を捨てながらも、
我々はさほど悲しみは起こらない。何故なら、我々は、それに代わる服を着れることを知っているからである。まさにこのように、もし我々がこの世での肉体が亡くなった後も、必ず新しい肉体を纏えることを信じられるなら、我々には死への恐怖もなければ、それに対して何らの悲しみも生じないであろう。同時に、ある人たちが、それぞれ違った衣服を身に着けていても、我々は、彼が誰であるかを知ることができるように、我々は様々な肉体を纏っている不変の魂を知らなければならない。


(田中嫺玉訳)
人が古くなった衣服を脱ぎ捨てて、新しい別の服に着替えるように、魂は使い古した肉体を脱ぎ捨てて、次々に新しい肉体を着るのだ。

(向井田訳)
古い服を脱ぎ捨て、新しい服を着るように、この肉体に宿る“存在”は、古い肉体を脱ぎ捨て、また別の新しい肉体を得る。

(上村訳)
人が古い衣服を捨て、新しい衣服を着るように、主体は古い身体を捨て、他の新しい身体へ行く。

(スワミ訳)
真我は決して生まれず、死ぬこともない。真我は生じたこともなく、また存在しなくなることもない。不生、常住、永遠であり、太古より存在する。肉体が殺されても、真我は殺されることがないのだ。



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